出版社内容情報
経済学は，社会科学の中でも比較的古くから，数学を用いた分析を行う伝統をもっており，経済学の隣接分野であるファイナンスは，近年経済学以上の速さで，数学との結びつきを強めている。
本書は，経済学とファイナンスの基礎で使われる数学のうち，その中核ともなる最適化に関する部分を中心に，丁寧に解説したテキストである。最初の二章では線形代数や多変数の微分といった，基礎的な数学を解説する。その次に，本書の中核ともなる最適化問題を，非常に丁寧に解説する。そして，それまで学んだ数学の経済学や金融への典型的な応用を解説する。また，理解を深めるための演習問題を多数収録している。
●目次
第1章 線型代数
第2章 多変数関数の微分
第3章 最適値問題
第4章 最適値問題の経済学への応用
第5章 線型不等式と線型方程式の経済学への応用
第6章 金融への応用
目次
第１章 線型代数
第２章 多変数関数の微分
第３章 最適化問題
第４章 最適化問題の経済学への応用
第５章 線型不等式と線型方程式の経済学への応用
第６章 金融への応用
著者等紹介
伊藤幹夫［イトウミキオ］
１９５６年富山県高岡市に生まれる。１９７９年慶應義塾大学経済学部卒業。現在、慶應義塾大学経済学部准教授。専門は経済学（理論経済学、計量経済学）
戸瀬信之［トセノブユキ］
１９５９年富山県高岡市に生まれる。１９８３年東京大学理学部数学科卒業。現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は数学（代数解析）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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