出版社内容情報
●内容
大学,短大への進学率50%に達しようとしており,またすでに社会に出て働いている人が,再び勉強をしたいという要望も増えています。大学開放化の変化のなか,新入生の学力レベルは多様化して来ています。本書は,このような教育的・社会的変化の下に書かれました。
本書を学んでいくのに予備知識はほとんど必要としません。行列,行列式,連立1次方程式などは,計算だけに注目すれば四則演算の延長に過ぎず,練習問題を繰り返し解くことで,誰でもできるようになります。線形空間,内積空間も,2次元や3次元の空間実ベクトルの勉強から始めて,具体的なイメージを読者がつかめるよう図を多用して解説していきます。練習問題にはすべて,詳細な解答がつけられていますので,自学自習にも最適です。公式集などポイントとなる記述には,イラストを配置して,読者の目を引くように工夫しています。2色刷り。
●目次
第1章 行列と行列式
1 行 列
1.1 行列の定義
1.2 行列の演算
1.3 正方行列と逆行列
総合練習1-1
2 連立1次方程式
2.1 連立1次方程式
2.2 行基本変形
2.3 行列の階数
2.4 連立1次方程式の解
2.5 逆行列の求め方
総合練習1-2
3 行 列 式
3.1 行列式の定義
1)1次,2次の行列式
2)3次の行列式
3)n次の行列式
3.2 行列式の性質
3.3 逆行列の存在条件
3.4 クラメールの公式
総合練習1-3
第2章 線形空間
1 空間ベクトル
1.1 ベクトル
1)スカラーとベクトル
2)ベクトルの演算
3)ベクトルの成分
1.2 内 積
総合練習2-1
2 線形空間
2.1 線形空間の定義
2.2 n項列ベクトル空間
2.3 線形独立と線形従属
2.4 部分空間
2.5 基底と次元
2.6 線形写像
総合練習2-2
3 内積空間
3.1 内積空間
3.2 正規直交基底
1)正規直交行列
2)直交変換
3.3 固有値と固有ベクトル
3.4 行列の対角化
3.5 2次曲線の標準形
総合練習2-3
解答の章
索 引
内容説明
本書を学ぶにあたっては、ほとんど何の知識も要りません。第1章は、計算だけに注目すれば四則演算の延長に過ぎず、練習さえすれば誰でもできるようになります。第2章の線形空間の勉強には少し数学的思考が必要ですが、初めに空間ベクトル(幾何ベクトル)を勉強して具体的なイメージを作っておけば理解しやすくなります。
目次
第1章 行列と行列式(行列;連立1次方程式;行列式)
第2章 線形空間(空間ベクトル;線形空間;内積空間)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろにしも
まろにしも
ふみすむ
あるま
Yoh Sano