出版社内容情報
●内容
本書は1980年に発刊され、長い間品切れとなっていたが、各方面からの要望もあり、単行本として復刊する。可換環論の本格的な、そしてself-containedな教科書として著されたものである。可換環論はそれ自身美しく深い理論であると共に、代数幾何学や複素解析幾何学の大切な基礎となるものである。
●詳細目次
第1章.可換環と加群
1. イデアル
2. 加群
3. 極大極小条件
第2章.素イデアル
4. 局所化とスペクトル
5. Hilbert零点定理と次元論初歩
6. 素因子と準素分解
第3章.種々の拡大環
7. 平坦性
8. 完備化とArtin-Reesの補題
9. 整拡大
第4章.付値環
10. 一般付置
11. DVR,Dedekind環
12. Krull環
第5章.次元論
13. 次数環,Hilbert関数,Samuel関数
14. 巴系と重複度
15. 拡大環の次元
第6章.正則列
16. 正則列とKoszul複体
17. Cohen-Macaulay環
18. Gorenstein環
第7章.正則環
19. 正則環
20. UFD
21. 完交環
第8章.平坦性再論
22. 局所的判定法
23. ファイバーと平坦性
24. 一般自由性,軌跡の開集合性
第9章.導分
25. 導分と微分
26. 分離性
27. 高階導分
第10章.I-潤滑性
28. I-順滑性
29. 完備局所環の構造定理
30. 導分との関係
31. 素イデアル鎖
32. 形式的ファイバー
33. Kuntzの定理
第11章.完備局所環の応用
付録A.テンソル積、順極限、逆極限
付録B.ホモロジー代数から
付録C.外積
問題のヒント・略解
文献
索引
内容説明
可換環論はそれ自身美しく深い理論であると共に、代数幾何学や複素解析幾何学に大切な基礎となるものでもある。本書は可換環論の本格的な、self‐containedな教科書として書かれた。代数幾何学への応用にも意を用いている。
目次
第1章 可換環と加群
第2章 素イデアル
第3章 種々の拡大環
第4章 付値環
第5章 次元論
第6章 正則列
第7章 正則環
第8章 平坦性再論
第9章 導分
第10章 I‐順滑性
第11章 完備局所環の応用