出版社内容情報
【解説】
線形代数学と微分積分学を習得した学部学生を対象とした,最適化の基礎理論と解法を紹介する入門書。
【目次】
最適化問題・線形計画・非線形計画・錐線形計画 他
内容説明
本書は、線形代数学と微分積分学を習得した学部学生を対象とした、最適化の基礎理論と解法を紹介する入門書である。整数計画問題や組合せ最適化問題などの他の最適化問題に対する基礎でもある線形計画問題、変分問題にもそのアイデアを適用できる非線形計画問題、凸計画問題の中でも効率的な解法が存在する錐線形計画問題の3つにテーマを絞った。
目次
1 最適化問題(最適化問題;線形計画問題 ほか)
2 線形計画(線形計画問題とその標準形;双対問題 ほか)
3 非線形計画(非線形計画の基礎;制約なし最適化 ほか)
4 錐線形計画(錐線形計画問題;Farkasの補題と双対定理 ほか)
著者等紹介
田村明久[タムラアキヒサ]
1989年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。現在、京都大学数理解析研究所・助教授。理学博士
村松正和[ムラマツマサカズ]
1994年総合研究大学院大学数物科学研究科博士後期課程修了。現在、電気通信大学情報工学科・助教授。博士(学術)
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感想・レビュー
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ashiato45
1
双対問題がどこから来るか、どう大事かが丁寧に書いてあってうれしい 2016/10/15
式神
0
分かりやすいといえば分かりやすいが・・・。 単体法アルゴリズム自体は十分分かりやすいが。(内点法はよくわからなかったorz) しかし、非線形計画法の方がこの本の良いところなのではないかと思う。説明はかなり丁寧で、(解析学の最低限の知識は欲しいにしろ)特に知識を仮定せず読んでいける。キモとなるJohnの条件あるいはKKT条件の説明が直感的で工学徒にも分かりやすい。むしろ非線形から線形計画法に戻って読んでもいいぐらいだろう。2011/10/27
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