内容説明
いま、文学の“ことば”は子供たちに届くのか?“他者”との出会い、“私”との出会いを求めて新たな研究分野を切り拓く、文学の力×教材の力。
目次
夏の葬列―山川方夫
サーカスの馬―安岡章太郎
形―菊池寛
字のないはがき―向田邦子
半分のふるさと―イサンクム
走れメロス―太宰治
著者等紹介
田中実[タナカミノル]
1946年福岡県柳川に生まれる。立教大学大学院博士課程満期退学。都留文科大学教授。森鴎外を中心にした近代文学の研究を専攻。近年は“他者”、天皇制、村上春樹、児童文学、国語教育に関する論文多数
須貝千里[スガイセンリ]
1950年東京都板橋区に生まれる。法政大学文学部日本文学科卒業。山梨大学教授。主に国語教育史、文学教育論を研究対象とし、多数の論文がある。近年は文学作品の教材価値の研究に関心を持ち、文学研究と国語教育研究の交差という視点から宮沢賢治の作品の研究に挑む
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