出版社内容情報
量子力学(量子論)は,物質を小さく分割していくとあらわれる原子や電子,光といった“自然界の主役”の正体にせまる理論です。2025年は量子力学が誕生してから100年となる節目の年。国連はそれを記念して,「国際量子科学技術年」に定めました。
本書では,日本物理学会監修の大特集を収録。量子力学の誕生とその後の発展の物語を紹介します。また,まるでSFのような世界観を提示する「多世界解釈」についてもくわしく紹介。さらに,「量子もつれ」という奇妙な現象や,その特徴を利用した「量子コンピューター」や「量子テレポーテーション」,「量子暗号通信」など,最先端の話題も解説します。
新たな科学の地平を切り開いてきた量子力学(量子論)の不思議な世界をどうぞお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
ミクロな世界のふるまいを記述する物理学 未来は決定されていない 波と粒子の二重性 状態の重ね合わせ 同時に複数の場所に存在可能 観測が状態に影響を与える 見る前は波、見た瞬間は粒子 量子論的な存在 トンネル効果 エネルギー障壁をすり抜ける 観測により世界が分岐する 同空間内に影響なく同居 量子もつれ 離れていても奇妙な相関 パウリの排他律 バンド理論 場のうごめき 重なり合う存在 真空のゆらぎ 複数状態の同時存在 量子コンピューター 量子暗号通信 量子テレポーテーション2025/04/26
-
- 和書
- 人事・給与と地方自治