出版社内容情報
私たちは仕事や学校生活をはじめ、当たり前のように「時間」を基準にして暮らしています。しかし、そもそも時間とはいったい何なのでしょう。この疑問は古くから多くの科学者たちを悩ませてきました。
本書では、「なぜ時間は過去から未来へと流れるのか」「私たちは本当に過去に戻ることができないのか」といった問いを中心に、時間の謎について、現代物理学の視点からアプローチしていきます。
時間の概念がどのような変遷をたどってきたのか、時間の考え方に革命をもたらした、アインシュタインの「相対性理論」とは何か。過去や未来へタイムトラベルはできるのか、そして私たちの日常生活に不可欠な「暦」の歴史や「時計」の精度の進化について、最新の研究成果を交えながら紹介します。
さまざまな角度から時間の正体にせまる1冊、どうぞお楽しみください。
目次
第1章 物理学者を悩ませる「時間」(時間とは何なのか;時間は、2500年来の難問 ほか)
第2章 時間は伸び縮みする(光の速度はだれが観測しても同じ;飛行機の中は、地上と同じ ほか)
第3章 時間の正体とは何か(時間は一方向にしか流れない;時間の矢とは何か ほか)
第4章 タイムトラベルはできるのか(物理学の世界で真剣に研究される「タイムトラベル」;未来へのタイムトラベルは日常茶飯事? ほか)
第5章 「暦と時計」の科学(地球の1年は「365日」ではない;太陰暦と太陽暦 ほか)
著者等紹介
二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
東北大学名誉教授。Ph.D.。1953年、北海道生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。専門は一般相対性理論および宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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