出版社内容情報
大好評の「ニュートン式超図解 最強に面白い!!」シリーズがコンパクトな新書サイズで登場! 第20弾は2022年4月に発売された『ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 素粒子』の新書版です。
★はじめて学ぶ中高生にとって最強の入門書!
★やさしいイラストで,最強によくわかる!
★コラムにマンガにQ&A。トリビア的な知識も満載! 余分な知識もさらに増量!
★すべての漢字にふりがなを振っているため,専門用語も迷わず読める!
「素粒子」とは,それ以上分割することができないと考えられる,究極に小さい粒子のことです。たとえば消しゴムを,カッターでどんどん細かく切っていったら,最終的に何になると思いますか? 物質が何でできているかを明らかにすることは,紀元前のころからの,人類の夢でした。
中学校で,物質は「原子」からできていると習った人も多いのではないでしょうか。しかし実は,原子はもっと小さい粒子に分割できます。「電子」「アップクォーク」「ダウンクォーク」という粒子です。そして現代の科学では,これらの粒子が,素粒子だと考えられているのです。
本書は,究極に小さい粒子である素粒子を,ゼロから学べる一冊です。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽しく読み進めることができます。素粒子の世界を,どうぞお楽しみください!
内容説明
物質を構成する最小の粒子!小さくて広大な素粒子入門!!予備知識なしで読めます!
目次
イントロダクション
第1章 物質を形づくる素粒子(原子より小さい電子を発見!素粒子研究のはじまり;なぜか一部がはじかれる。金箔に放射線を当てる実験;原子の中心には、小さくて重い原子核がある ほか)
第2章 力を伝える素粒子(宇宙には、四つの基本的な力があるらしい;地球の重力は、リンゴも月も引きつける;結局、重力とは何?よくわかっていない ほか)
第3章 ヒッグス粒子から超対称性粒子へ(素粒子に質量をあたえる「ヒッグス粒子」を発見!;光子には、ヒッグス粒子が見えない;LHCだからこそ、ヒッグス粒子を発見できた ほか)
著者等紹介
村山斉[ムラヤマヒトシ]
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構教授、カリフォルニア大学バークレー校教授。理学博士。1964年、東京都生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は、素粒子物理学。主な研究テーマとして、超対称性理論、ニュートリノ、初期宇宙、加速器実験の現象論などに取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。