出版社内容情報
人は意識的にも無意識的にも,常に何をすべきか,どうするべきか「決定」しながら行動をしており,決して合理的とはいえない決定を下すこともあります。
本書は「人はいかにして意思を決めるのか」を解明するために科学者たちが提唱してきた,さまざまな理論を18世紀までさかのぼって紹介。数々の理論が生まれてきた過程を科学者たちの豊富なエピソードとともに描きます。
確率論やゲーム理論はいかにして生まれたのか? その歴史を楽しみながら,数学,心理学,行動経済学などの側面から,意思決定の仕組みがわかります。
内容説明
人は意識的にも無意識的にも、常に何をすべきか、どうするべきか「決定」しながら行動をしており、決して合理的とはいえない決定を下すこともあります。本書は「人はいかにして意思を決めるのか」を解明するために科学者たちが提唱してきた、さまざまな理論を18世紀までさかのぼって紹介。数々の理論が生まれてきた過程を科学者たちの豊富なエピソードとともに描きます。確率論やゲーム理論はいかにして生まれたのか?その歴史を楽しみながら、数学、心理学、行動経済学などの側面から、意思決定の仕組みがわかります。
目次
第1部 幸福と、富の効用(すべてはパラドックスから始まる;多ければ多いほどよいのだが…;…そのよさはだんだん減っていく)
第2部 数学は科学の女王であるとはいえ…(3人の限界効用論者;忘れられた先駆者たち;自分の信念に賭ける;経済学者が行うゲーム;波打つカーブ;比較できないものを比較する)
第3部 …しかし、人間がすべての尺度である(さらなるパラドックス;最低限のよさ;サンクコストの誤謬やギャンブラーの誤謬などの誤り;間違っているのか、不合理なのか、あるいは単に愚かなのか?)
著者等紹介
スピーロ,ジョージ・G.[スピーロ,ジョージG.] [Szpiro,George G.]
1950年ウィーン生まれ。スタンフォード大学でMBA、ヘブライ大学で数理経済学及び財政学のPh.D.を取得。マネジメントコンサルタントや大学での教職を経てジャーナリストとなる。数学、財政学、統計学に関連する論文や書籍を多数発表している
奥井亮[オクイリョウ]
東京大学大学院経済学研究科教授。研究分野は、計量経済学と実験経済学である。京都大学で学士(経済学)ならびに修士(経済学)を取得の後、米国ペンシルベニア大学からPh.D.(経済学)を取得した。現職に就く前には、香港科技大学、京都大学、ニューヨーク大学上海校、ソウル大学で教員を務めた。日本統計学会から小川研究奨励賞、日本経済学会から中原賞を受賞した
西村健太郎[ニシムラケンタロウ]
九州大学理学部生物学科卒業後、九州大学大学院システム生命科学科博士前期課程修了。専攻は細胞生物学、発生生物学。製薬会社で知財業務に従事後、大学での研究を経て、専業翻訳者となる。産業翻訳を中心に幅広い分野の翻訳を行なっている。得意分野は、生物学、医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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