感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたま
38
これまでこのシリーズで出てきた話題(ネイピア数eや虚数、オイラーの等式等)と重複するところもあるが、また新しい視点から語り直されていて面白い。驚いたのは、無理数(例えば√2や円周率Π等)が、美しい形の連分数で表すことができること。自然の中で偶然生まれた数、特に√2や円周率という割り切れない数字が、ある法則性をもった綺麗な形で表されるというのが不思議。自然の中には、人間が十分に認識しきれていない法則が、貫徹しているのだろうか。それとも人間の認識が、初めから自然の法則に合致するようになっているのか。謎です。2023/07/10
cinnamon
2
分かりやすかった。切り捨て可能な素数73939133とか知らないこともあった。無限の足し算のところはどうしても五条先生の無量空処を思い出してしまう2024/06/07
dahatake
1
このシリーズは本当に良い。数そのものの性質について実にわかりやすく説明をしてくれる。 で。私はやっぱり素数やミレニアム問題そのものには興味が無いこともわかった。例えそれが科学の重要な課題であるにしても。2024/05/26
みくじら
1
めっちゃやさしいを謳っているので読みやすいけど、扱ってる内容は若干高度。 整数から離れてルートとかsinθcosθとか出てくるともうヤバいのでもう少し復習しないと高校数学が耐えられんな。2024/01/27
太陽
1
数学 数と式の根本を解説している本。 素数、ネイピア数、虚数、メルセンヌ数、開平法、連分数、無限多重根号、RSA暗号も解説している。 世界で一番美しい数式 オイラーの等式や、オイラーの公式、バーゼル問題、フェルマーの最終定理の軽い解説もある。 未解決のリーマン予想、ゴールドバッハ予想、完全直方体があることは初耳。 知的好奇心を非常にくすぐられた良書。2023/04/12