出版社内容情報
依存症は,依存性のある物質の摂取や依存性のある行為を,やめたくてもやめられない病気です。たとえば,お酒やたばこをやめたくてもやめられない,ギャンブルやゲームをやめたくてもやめられない,そういう状態が依存症です。
しかし,スマートフォンのSNSやゲームに熱中して,つい夜ふかしをしてしまったという経験は,誰しもあるのではないでしょうか。これは,依存症なのでしょうか。実は,熱中と依存症の線引きは,明瞭ではありません。多くの場合,その人の社会生活にどれだけ支障が出ているかをもとに,依存症かどうかが判断されます。それだけ依存症は,私たちにとって身近な病気なのです。
本書は,依存症について,ゼロから学べる1冊です。「物質依存症」「行為依存症」「人への依存」の3種類の依存症にくわえて,依存症になってしまう心理や,依存症からの回復についても,“最強に”わかりやすく紹介しています。ぜひご一読ください!
目次
イントロダクション
1 物質依存症
2 行為依存症
3 人への依存
4 依存症になってしまう心理
5 依存症から回復するために
著者等紹介
松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長、薬物依存症センターセンター長。博士(医学)。佐賀医科大学医学部卒業。専門は、精神医学。薬物依存症の治療・研究や、一般市民向けの啓発活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
Tatsuhiko Teramatsu