内容説明
ピューリッツァー賞受賞記者が難病と闘った四人の記録から免疫システムの謎にせまる。主に四人の症例を元に、奥深い免疫システムについて探る。HIV、がん、自己免疫疾患とは?免疫学の成り立ち、その歴史についても詳しく紹介!
目次
第1部 瀬戸際に立つ命(統べるもの;ジェイソン;ロバート ほか)
第2部 免疫系と、命という狂騒(トリ、イヌ、ヒトデ、そして特効薬;狂騒;無法者 ほか)
第3部 ロバート(セックス・マシーン;GRID;電話 ほか)
著者等紹介
リヒテル,マット[リヒテル,マット] [Richtel,Matt]
『ニューヨーク・タイムズ』紙記者。自動車の「ながら運転」に関する報道でピューリッツァー賞(国内報道部門)を受賞。カリフォルニア州サンフランシスコ在住
河本宏[カワモトヒロシ]
1986年京都大学医学部卒。内科研修後、1989年より京都大学第一内科大学院。1994年京都大学胸部疾患研究所(現ウイルス・再生医科学研究所)で造血およびT細胞分化の研究を開始。2001年京都大学医学部助手。2002年理研免疫センターチームリーダー。2012年より京都大学ウイルス・再生医科学研究所教授。2016年より同副所長。2020年より藤田医科大学教授兼務
権田敦司[ゴンダアツシ]
業界新聞記者、消防士を経て翻訳家に。埼玉県出身。仕事の傍ら独学で英語の勉強を始める。その後、通訳翻訳学校に通い出版翻訳を学ぶ。救急救命士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらーく
4
この本は良い。絶対のお勧めなんだけどなあ。サイモン・シンが好きな人なら、間違いない。 売れていないようだなぁ。タイトルが悪いのかしらねえ。 新型コロナ禍で感染症も関係している免疫に関する本なんだけどねえ。ガン、エイズ、免疫疾患等の4人の患者の症状と原因、対策、治療を、科学的に説明しているんだけど、これがまた飽きさせないと言うか、引き込まれると言うか。この辺は著者の筆力だねえ。マンガの働く細胞を読んでからだと、一層イメージが湧きます。あー、そうそう。上巻では利根川進氏が取り上げられています。2022/02/05
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