出版社内容情報
今から138億年前に誕生したといわれる,私たちの宇宙。この宇宙は,永遠の存在なのでしょうか。科学者によると,宇宙はけっして永遠の存在などではないといいます。宇宙はいつか,終わりをむかえると考えられているのです。
宇宙の終わりについては,さまざまな可能性が考えられています。たとえば,「宇宙がほとんど空っぽになる」「宇宙が1点につぶれる」「宇宙が引き裂かれる」といったものです。そして私たちの宇宙がいったん終わりをむかえたあとで,まったく別の新しい宇宙に生まれかわるという説もあります。いったい宇宙に,何がおきるというのでしょうか。
本書は,宇宙の終わりのさまざまなシナリオを,ゼロから学べる1冊です。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽しく読み進めることができます。最新の科学で考える宇宙の終わりを,どうぞお楽しみください!
内容説明
凍る、つぶれる、生まれかわる!すべてのシナリオがわかる!!
目次
1 地球と太陽の死(30億年後、灼熱。太陽の明るさが1.2倍になる;39億年後、夜空がギラッギラに輝く ほか)
2 星の時代の終わり(1000億年後、銀河がどんどん合体して巨大化;ほかの天体はどこ?まったく見えない ほか)
3 宇宙の終わりと生まれかわり(宇宙の未来を決めるのは、「ダークエネルギー」;謎。ダークエネルギーは、薄まらない! ほか)
4 宇宙の突然死(確率10の数百乗年に1回?宇宙の真空崩壊;何もない空間には、真空のエネルギーがある ほか)
5 宇宙の終わりの研究(陽子崩壊を検出したい!ハイパーカミオカンデ;超新星爆発を観測して、宇宙の膨張の歴史を調べる ほか)
著者等紹介
横山順一[ヨコヤマジュンイチ]
東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター教授。理学博士。群馬県生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程中退。専門は、宇宙論と重力波物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tatsuhiko Teramatsu
さとる@パクチー