出版社内容情報
空はなぜ,青く見えるのでしょうか。空気は,無色透明なはずです。しかも青かった空が,夕方には夕焼けの赤い空に変わります。いったい,どうしてなのでしょうか。
実は空の色は,光の「散乱」という現象がつくりだしています。散乱とは,光が微粒子などにぶつかって,四方八方に飛び散る現象です。太陽の光は,空気中の気体分子などにぶつかると,四方八方に飛び散ります。昼間は主に青色の光が上空で散乱し,夕方は主に赤色の光が上空で散乱します。そのため,空の色が青く見えたり赤く見えたりするのです。光がつくりだす不思議な現象は,ほかにもまだまだたくさんあります。
本書は,太陽の光から虹,オーロラまで,光と色のすべてがわかる決定版です。光の正体についても,できるだけやさしく紹介しました。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽しく読み進めることができます。どうぞお楽しみください!
内容説明
太陽の光から虹、オーロラまで!光と色のすべてがわかる決定版!!
目次
1 光の折れ曲がり(太陽の光;屈折 ほか)
2 光のはねかえりと、重なりあい(反射;散乱 ほか)
3 光の三原色と、色の三原色(光の三原色;色の三原色)
4 光の正体は、電気と磁気の波!(光は波;光子)
5 光を放ついろいろなもの(光の発生)
著者等紹介
江馬一弘[エマカズヒロ]
上智大学理工学部教授。工学博士。1961年、静岡県生まれ。東京大学工学部物理工学科卒業。専門は、光物理、光物性、光エレクトロニクス。研究テーマは、半導体ナノ構造の光物性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ルーシー
しょうたろ
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