内容説明
先生、心理学って、どんな学問なんですか?心のしくみを科学的に研究するのが心理学なんです!知識ゼロから読める超入門書!
目次
0時間目 イントロダクション
1時間目 性格と心の発達の心理学
2時間目 社会の中での心理学
3時間目 損得感情の心理学
4時間目 記憶と思いこみの心理学
5時間目 心の健康をあつかう臨床心理学
著者等紹介
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース教授。博士(教育学)。1957年、静岡県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。専門は臨床心理学。現在の研究テーマは、臨床心理学の教育訓練システムの構築、ICTを用いた心理支援システムの開発と構築(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茜
56
図書館で違う本を借りて、一旦は図書館を出たものの帰り際に目の端にちらっとこの本が入り気になり戻って借りましたw司書さん達には笑われてしまいましたが、借りないで帰ってしまうと、この本のことを忘れてしまうだろうなぁと思ったので ^^;以前から心理学には興味があったものの、どれもこれも難しそうだし買うにしても本格的なものは高くて手が出せない。読んでわかりましたが一口に心理学と言っても様々な研究分野があるんですね。全ての心理学を勉強するのはさすがに無理ですが社会心理学が面白そうなので見かけたら読んでみようかなぁ2022/11/22
おたま
29
『文系のためのめっちゃやさしい~』のシリーズは、理系の内容を、文系でも理解できるように、ということで書かれているけれど、この『心理学』というのは、理系と文系の境界線上にある分野。哲学や社会学等とも隣接していて、理系オンリーの解説は難しいだろう。今回は、心理学の様々な分野(発達心理学、認知心理学、臨床心理学等)について、およそどういうことを扱うものかを概説している。全体を俯瞰するのには適しているが、やはり各分野についてもう少し深掘りしてほしかった。できれば、各分野ごとに一冊ずつにしていただけるといいかな。2022/06/07
リンタ0209
8
放送大学で心理学関係を学んでいるので、勉強がてら読んでみる。 あっさりしていて読みやすい。 復習にちょうどいい。2023/12/21
Keiko
4
簡易な表現で書かれているのでとても読みやすかったです。心理学入門書として良本と思います。心理学といっても考え方や分野は多岐にわたり、とても複雑なんだと思いました。そのために専門家がいるので、会社や社会のシステムに頼って生活することは大切と思います。また、このような知識を知ってるのと知らないのでは対策も違うので大事なことですね。私は会社のカウンセリングを定期的に利用しています。日本人はメンタル病んだ人が使うと思いがちですが、核家族やコロナで人との繋がりが希薄になっている今だからこそ利用してほしいです。2022/04/18
じゃがたろう
3
図書館本。あっさりしていてサラッと読める。個人的には性格心理学や社会心理学の部分が興味深かった。入門書的な位置づけだが、そこそこ詳しく触れられているような気がした。ビッグファイブや損得勘定、集団心理は日常生活にも応用できる部分がたくさんあり、研究がさらに進むと良いなと感じた。もちろんそれ以外の臨床心理や発達心理等の様々な心理学も然り。日常生活と不可分な関係にある心理学的知見が良い方向で社会に浸透していくとよい。文系分野の学問や研究者育成が衰退しないことを願う。2024/07/11