内容説明
知識ゼロから読めちゃう超入門書!
目次
0時間目 イントロダクション(化学って何?)
1時間目 原子と周期表(あらゆる物質は、原子でできている!;周期表を読み解こう!)
2時間目 原子が結びついて物質ができる(原子の結合と化学反応;分子同士をゆるやかに結びつける力)
3時間目 身のまわりにあふれるイオン(イオンとは何か?;イオンがおこす身近な化学反応)
4時間目 現代社会に欠かせない有機物(有機物は炭素でできている;社会で活躍する有機物)
著者等紹介
中村栄一[ナカムラエイイチ]
東京大学特別教授・名誉教授。理学博士。1951年、東京都生まれ。東京工業大学理学部化学科卒業。専門は有機化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたま
31
久しぶりの理系の本。化学も高校の時に習ったはずだけど、完全に忘れている。「モル」「周期表」「共有結合・金属結合・イオン結合」等の言葉もその意味は忘却の彼方。その辺りのことも基本からきっちりと説明している。ほぼ化学的な知識0でも大丈夫、ついていける。さらに、「ファン・デル・ワールス力」や「イオン」、身の回りの有機物、これからの有機化学といったところにまで話は及ぶ。これまで不明だった化学関係の事柄の意味が分かる本。ではあるが、実際に化学式を解けとか言われてもそれは無理だろう。化学の基礎をおさらいしたい人に。2022/03/30
ちょうすけ
5
化学は苦手だけど、テレビの化学実験番組や科学館は好きなので、興味心から読んでみた。周期表の並びや原子についての章は結構面白く読めたが、イオンや電流の章は難しくてまったく頭に入ってこなかった。やっぱりある程度の基礎知識がなければ十分に楽しめないのかもしれない。このシリーズは会話形式になっていて、文字数も少なくイラストも多い。教科書というより「読み物」として読めるので、苦手な人でも取っつきやすいと思った。2023/02/22
じゃがたろう
3
図書館本。物理と同様、私たちの生活と切り離せない学問だと感じた。個人的には有機化学と周期表が印象的だった。メンデレーエフの周期表はカードゲームに着想を得たというから驚きだ。ひらめき。目に見えないものを整理整頓していく作業は想像を絶する作業。教科としての化学は「いいから覚えろ。こういうもんだ。」みたいな感じだったため、案の定、知識として定着しなかった。入門書から背景知識を知っておけば、理系科目の苦手意識は軽減できていたのかもしれない…と思った。2024/08/17
kero55
3
面白かった。先日、錆びた銀細工をお湯とホウ酸で綺麗にしたときに、これて、錆びた銀の化学反応だよな~と思い、懐かしくなって開いた次第。昔の授業ではひたすら化学式をつめこみましたが、こちらは宇宙の成り立ちからDNAの螺旋の話まで、 とても幅広く面白い! (もちろん科学が発達したから、てのもあるけど) 学校の授業がこんなだったら、物理学や生物学に興味を持つ子供増えると思う。楽しめます。2023/02/17
Eri
3
物理に続いて化学も。 高校時代、どちらかと言えば物理のが苦手で、それで文系にしたハズなのに、読んでみると化学のが分からない……となる。分からないというよりは、想像しにくいといった感じかな。 一番テンションが上がったのは、食塩の結晶ができる様子を原子レベルの映像としてとらえることができた、というところ!すごい!見てみたい!! ね、こういうスゴいことを子どもたちにまずは見せてみるって教育もいいんじゃないかなぁ?2022/10/11
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