内容説明
確率は未来の出来事を予測する、魔法の数。知識ゼロから読めちゃう超入門書!
目次
1時間目 確率って何?(身近にあるいろんな確率)
2時間目 確率の計算の基本をマスターしよう!(確率の準備運動、「場合の数」を考えよう;確率の計算をやってみよう!;場合の数を、もっとくわしく数えてみよう!)
3時間目 もっとむずかしい確率を考えよう!(ギャンブルの確率を計算してみよう;意外な確率を計算してみよう!)
著者等紹介
倉田博史[クラタヒロシ]
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。博士(経済学)。1967年、東京都生まれ。京都大学経済学部卒業。専門は統計学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたま
27
前回このシリーズで読んだ『統計』と同じ著者のためか、内容も似ているように思う。「確率」というものが、そもそもギャンブルに勝つために考え出されたということ。確かになあと納得。出てくる例でも、カードゲームやルーレットの例が多い。ベイズ統計では迷惑メールの防止を、条件付き確率ではウィルスの感染率を分かるという。応用範囲は広いようだ。最後の方の「モンティホール問題」とか「3囚人問題」ほとんど頭の体操のような感じだけれど、それでも数学的に数式によって解いていくというのが凄い!2021/09/22
紫の煙
12
始めの方はめっちゃやさしいが、後半は難しくなる。難解な公式を使っている訳ではないのだが、数学的な考え方から長らく遠ざかっているからだろう、じっくり考えようとはならなかった。興味深い内容ではある。2023/08/08
メチコ
4
確率や統計は、本を一冊読んでどうにかなるものではないと思っているんだけれど(苦手意識を持っている人にとっては特に)、それでもかなりわかりやすく書かれていると思う。 この分野は自分では多少は理解しているつもりでも、それを(わかりやすく)誰かに教えるのがまた難しい分野なので、そのコツやヒントがあればいいなと思い手に取ってみたのですが、結構参考になりました。2021/07/12
Q_P_
3
わかりやすいと思いました。ただ、それで使えるかと考えると自分にはまだまだです。考え方に馴染めるように何度も読まないといけなさそうです。2021/11/29
ecuas
3
めっちゃやさしいとあるが、残念ながらこれでも難解。意味はわかるが自分で式を導くまでには至らない。とはいえ、確率といえばギャンブルくらいにしか使えない印象だったが、それ以外も様々な状況で応用できることがわかった。1万人に1人の割合で感染するウイルスで100万人が検査を受けた場合、精度99%の検査で陽性と判定されたとしても、本当に感染者である可能性はたったの1%。説明されればわかるものの、なかなか理解しづらい。こうした計算が自分で思いつくようになるといろいろ見え方も変わってくるだろう。引き続き学んでいきたい。2021/10/26