内容説明
楽しいイラストや、わかりやすい図を使って、超絶やさしく解説。楽しみながら読んでいくうちに、数学アレルギーの人でも、微分積分をマルっと理解できる!知識ゼロから読めちゃう超入門書!
目次
1時間目 微分積分は、何の役立つのか(微分積分って、何のこと?)
2時間目 微分積分を生んだ時代背景を知る(大砲の砲弾の軌道が数式になった!;変化していく進行方向を知るには?)
3時間目 ニュートンがつくった微分法(傾きがわかれば、接線が引ける;放物線の接線を求めてみよう! ほか)
4時間目 微分と積分の統一(積分の歴史を知る;積分のルールを習得しよう! ほか)
5時間目 微分積分で“未来”がわかる(微分積分で、速度と距離がわかる;微分方程式で未来を予測! ほか)
著者等紹介
山本昌宏[ヤマモトマサヒロ]
東京大学大学院数理科学研究科教授。理学博士。1958年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。専門は応用解析で、研究テーマは、偏微分方程式の逆問題の数学解析、非整数階偏微分方程式論、産業数学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キク
65
東大教授による、めっちゃやさしい微分積分の教本。歴史的背景や公式の意味を対話形式でわかりやすく解説してくれる。高校はバリ理系だったので、試験対策としての微積は一応マスターしてたけど、その本質をあまりわかっていないというのが、長年喉に引っかかった魚の骨みたいに気にかかっていた。今回この本を読んで、長年のコンプレックスから解放されて嬉しい。良本でした。同じシリーズで「文系のためのめっちゃやさしい三角関数」もあるらしい。三角関数も試験対策だけでやり過ごしたコンプレックスがあります。そっちも読もうかな、、、。2023/11/07
おたま
28
高校生の頃、確か「微分積分」は習ったはずなのに、まったく頭に何も残っていない。とにかく高校から数学は落ちこぼれたまま。が、さすがに「文系のためのめっちゃやさしい」と謳っているだけあって、初めて微分というもの、積分というものの意味が分かった。もちろん計算式も出てくるが、例示されている式は、中学程度でも理解できるものばかり。オミクロン(ο)とかインテグラル(∫)とかも出てくるけれど、ちゃんとその意味や使い方も分かる。これまで眠っていた脳のある部分が、再度何十年ぶりかで動き始めた、再生したような思いがする。2021/06/01
まさにい
17
図書カードを貰ったので、普段読まない本を買おうと本屋に行くとこの本が目に入った。少し立ち読みをしたところ、何となく文系の僕にも理解できそうな気がして購入。すご~く判り易い。これが感想。いやいや、高校生だったころの苦労が何だったのかと思う。高校生の頃は、単に式を計算して答えが合っていることで終わり。この式が何を意味しているかなど全然考えもしなかった。しかし、この本はその意味を教えてくれた。何か微分積分に嵌りそうな気がして来た。2021/01/22
やん
12
わかりやすくて面白かった。本を閉じたとたんに中身を忘れそうだけど、確かに高校で学んだ記憶がある。微分方程式の実用例を並べた最終章ではちょっと置いていかれた。このシリーズのほかの本もぜひ読んでみたい。ただただ計算するだけでなく、こういった仕組みを知りたかったんだよね。2021/06/04
かすみ
10
関数の基礎が前提の知識として必要ですが、とても分かりやすかったです。微分積分の考え方がすっと頭に入ります。2022/05/08