内容説明
ジェットコースターで体にかかる力。トーストがバターの面を下にして落ちる確率。テニスのサーブの速度を測る。パスワードを選ぶ。スターバックスはなぜどの街角にもあるのか。DNAテストで事件を解決。カオスの数学。選挙区の不正操作。身近に潜む数学をきれいなイラストでわかりやすく!
目次
1 人間の世界
2 自然界
3 テクノロジー
4 スポーツ
5 エンターテインメント
6 移動
7 日常
著者等紹介
ベバリッジ,コリン[ベバリッジ,コリン] [Beveridge,Colin]
数学を一番人気の科目にするために人生を費やしている。セントアンドリュース大学で博士号取得後、2008年にイギリスに戻るまで、NASAのLiving With A Starプログラムに従事。現在は執筆、授業、数学の講演を行う
今野紀雄[コンノノリオ]
博士(理学)。1957年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。専門は確率論。主な研究テーマは無限粒子系、量子ウォーク、複雑ネットワーク。2018年度日本数学会解析学賞を受賞。著書多数
大光明宜孝[オオミヤヨシタカ]
マサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了(航空宇宙工学科に在籍)。製品開発技術者の経験を生かし、航空、無線通信、鉄道、自動車を中心に日英・英日翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
26
ネクタイの結び方(174-5頁)で、2000年、ケンブリッジの数学者トマス・フィンクとヨン・マオが規則的な表現法を開発した。大文字(L,C,R)で広い方の端の動きを表現する。併せて使う小文字で動きが身体の方に向かうのか(i=in)、それとも離れる方向なのか(o=out)。大文字Tはthrough でタイをループに通すことを意味。伝統的な結び方はLiRoLiCoTとなる。彼らは合理的結び方は85通りあるとした。 2021/03/27
てぃうり
4
高校生一年の最初の授業で、誕生日の確率の話をしてくださった先生を思い出した!自分ともう1人が同じ誕生日、しかも最後の最後に判明し、劇的に盛り上がったあの授業。2021/02/07
とみぃ
3
これおもろい。理系的な。2021/01/31
PUKO
1
図書館から数ヶ月再貸出を繰り返して(ゴメンなさい)漸く読み終わりました。。どうしてパスワードは数字だけでは脆弱なのかが理解できたし、飛行機が飛べる理屈がはっきりとは解明されていないというお話が衝撃でした。2023/05/02
PapaShinya
1
アメリカ大統領選で不正が話題になった時、必ず出てくるベンフォードの法則が出ていたので、読んでみました。”身の回り”と言っても社会現象に属する事象についての”法則”には、眉唾的なものも多い。しかも適用限界や例外など、注意して適用しないとバカ丸出しに。そういう意味では、当たり障りのないことしか書いていなかった。法則の”証明”も抜き。気軽に読める反面、読んだからと言って・・・。面白くは書いてあるので、お勉強の合間の息抜きにでも。2022/08/06