内容説明
虚数の考え方がゼロからわかる!史上最強の入門書!!
目次
イントロダクション(これが虚数だ!;答のない問題が、虚数の誕生をもたらした ほか)
1 こうして虚数が誕生した!(数直線を埋めつくす「実数」の世界;4000年の歴史をもつ2次方程式 ほか)
2 虚数の“姿”をとらえる(マイナスの数を数直線で可視化する;虚数は、数直線の外にあらわれる ほか)
3 回転と拡大で複素数を計算!(マイナスのかけ算は、複素平面上の点を180度回転させる;虚数「i」のかけ算は、数直線上の点を90度回転させる ほか)
4 現代科学と虚数(極小世界を探求する物理学「量子力学」;虚数なしには、電子のふるまいが説明できない ほか)
著者等紹介
和田純夫[ワダスミオ]
成蹊大学非常勤講師、元・東京大学大学院総合文化研究科専任講師。理学博士。1949年、千葉県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は理論物理。研究テーマは、素粒子物理学、宇宙論、量子論(多世界解釈)、科学論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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生ハム
8
今まで、なぜ存在しているのか、よくわからなかった虚数。そんな私のような人のために、えらく噛み砕いて紹介してくれる本です。複素数平面の概念がやっと腑に落ちました。そして、実数より虚数のほうが絶対に多いのだなというのも実感できました。オイラーの等式は成り立ちから意味不明でしたが、なんとなく納得できました。+とマイナスは180度回転、虚数の掛け算は90度回転。複素数の計算は、なんとなくベクトルっぽいのですね。量子力学に使われてるとか意味不明でしたが、言われてみれば「マイナス」も自然界にはないのですね。納得。2020/03/29
ま
5
応用はさすがにジャンプアップが激しかったけど、高校時代を優しく思い出させてくれて面白い本でした。ちょっとこのシリーズ読んでみよう2020/07/18
kuriko
3
後半、理解が追いつかなくて頭から煙が出そうになったけど、一晩置いたら、なるほど!に熟成(?)された。解の公式、初めて出会った時には、何だ、コイツ!?と思ったけど、こんなに有能なお方だったんですね。ところで『虚数』って言葉、もっと良い漢字が当てられなかったんですかねー。「虚しさ」とか「虚な」を思い浮かべてしまうんですが。・・・『幻数』『夢数』『影数』とか想像するのも楽しい。あ、『想数』もどうかな〜2020/03/16
mopinfish
2
複素平面の便利さにあらためて気付かされました。2023/05/24
コヒツジ
1
さらっと読みやすい。2020/02/19