内容説明
マサチューセッツ工科大学出版局の人気シリーズ。待望の日本語版刊行!最新の思考法からパラドックスの解決策、挑戦の歴史まで。
目次
序章 パラドックスは問題をはらんでいる?
第1章 パラドックスとその解決策を考える新しい方法(はじめに:パラドックスの基礎を成す直観;主観確率の登場:物事を信じる度合いについて;主観確率を使用してパラドックスを分析する;主観確率とパラドックスの解決策;結論)
第2章 パラドックスの解決策(イントロダクション:直観の再教育としての解決策;解決策タイプ1:先制攻撃、あるいは逆説的実体への疑問;解決策タイプ2:「異質なものを除外する」アプローチ、あるいは欠陥のある仮定の指摘;解決策タイプ3:ここからそこへは到達不可能とする、または推論の妥当性の否定;解決策タイプ4:「すべてよしとする」アプローチ、あるいは反直観的な結論を含め、パラドックスのすべての部分が問題ないと主張する方法;解決策タイプ5:迂回する、代わりとなる概念をつくる;解決策タイプ6:潔く結果に向き合う:パラドックスを受け入れる;どの解決策をどの状況で用いるべきか;結論)
第3章 パラドックスを見失ったのか?パラドックスの解決策の成功(と失敗)(はじめに:歴史から学ぶ;ドクサ(doxa)からパラドクサ(paradoxa)へ:西洋哲学におけるパラドックスの起源について
A(アリストテレス)からZ(ゼノン)、そしてそれを超えた解決策の代替概念
新しい科学、新しいパラドックス
パラドックスへの解決策に対する科学的進歩理論からのモラル)
結論
著者等紹介
カオンゾ,マーガレット[カオンゾ,マーガレット] [Cuonzo,Margaret]
ロングアイランド大学哲学科教授および哲学科長。バーナード大学哲学科卒業後、ニューヨーク市立大学大学院哲学研究科修了。哲学博士。専門は、言語哲学・パラドックスの哲学。アメリカの新進気鋭の哲学者
高橋昌一郎[タカハシショウイチロウ]
國學院大學文学部教授。1959年生まれ。ウエスタンミシガン大学数学科および哲学科卒業後、ミシガン大学大学院哲学研究科修了。専門は論理学・科学哲学
増田千苗[マスダチナエ]
1993年北海道大学文学部卒業。同年より住友重機械工業(株)企画室勤務。2003年、ミシガン州立大学大学院にて行政学修士号取得。2005年よりビジネス文書を中心にさまざまな分野の翻訳を手掛ける。カナダ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鏡裕之
Tenco
Akiro OUED
はぶちえ