内容説明
世界は「ひも」でできている!ゼロから学ぶ最先端の物理学!!
目次
1 すべては「ひも」でできている!(超ひも理論は「あらゆるものは、ひもでできている」とする理論;物質を拡大していくと、「素粒子」にいきつく ほか)
2 ひもの正体にせまろう!(ひもの長さは、10・-34メートル;ひもは分かれたり、くっついたりする ほか)
3 超ひも理論が予測する9次元空間(私たちは、3次元空間に生きている;ひもは9次元空間で振動している! ほか)
4 超ひも理論と究極の理論(物理学者は、「究極の理論」を知りたい;重力は、究極の理論の完成をはばむやっかいもの ほか)
著者等紹介
橋本幸士[ハシモトコウジ]
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻教授。理学博士。1973年生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。専門は超弦理論、素粒子論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tom
17
「三体」を読んで以来、9次元世界というものが気になって仕方ない。そして、この9次元世界は、「ひも理論」から出てきたらしい。でも、私の脳みそでは理解の及ばない世界。ということで「ニュートン式」に助けを求める。ひも理論がいう「ひも」は極小の世界。いろいろ種類があり、その振動数によって素粒子が作られる。「ひも」が住んでるのは多次元空間。これは三次元の世界に織り込まれてる極小の空間。そこに重力が流れ込んでいて・・・。分からぬけれど、面白そう。これを紙と鉛筆で解き明かす数学者、すごいと思う。2023/10/22
N島
14
万物を一つのアイディアで説明すべく誕生した『超ひも理論』。素粒子の世界と宇宙論とをつなぐ究極の理論として研究が進められているものの、その正当性が未だ立証されないちょっと不思議なこの理論。その成り立ちから最近の研究成果までを、なんとなく理解出来るように編まれた一冊。対象は中学生以上。なる程…と思う一方で、腑に落ちない思いは拭えないのがミソと言いましょうか…その思いをキッカケに向学心を刺激するうまい造りになってます。ジョジョの6部から先の話に深く関わるこの理論。雑学として抑えておくのも良いかもしれませんね。2020/05/20
すん
6
小説三体の次元展開の話がどうにも読んでてわからなかったので補足に…。高次元が小さく畳まれてるってのはなるほどなぁと。エキピロティック宇宙論は初めて知りました。自分に無かった新しい考え方はホント面白い。2021/06/13
spatz
4
むつかしかったです(15歳男子)2022/08/24
mstr_kk
3
これはもう、なんというか、さすが! 難しいところを説明せずにうまく避ける技術が高すぎます。初心者が超ひも理論について知りたいなら、1冊目はこれにするのが正解でしょう。2022/07/13