ニュートンムック Newton別冊<br> 死とは何か - 死ぬとき、私たちの体に何が起きているのか

個数:

ニュートンムック Newton別冊
死とは何か - 死ぬとき、私たちの体に何が起きているのか

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A4変判/ページ数 159p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784315521580
  • NDC分類 461.1
  • Cコード C9445

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

96
細胞と人間の両側面から死を考察した本書。寿命と死は、進化の過程で有性生殖を獲得したことで発生した。生命にとって環境変化に適応できる多様性の獲得こそが絶滅せずに遺伝子を残すための最適解。その進化の末に約37兆個の体細胞からなる人間が生まれ、人間の意識が人間自身の死について考えるようになる。養老孟司氏曰く、個人の死は社会が決める。死の三兆候とは、心拍の停止、呼吸の停止、瞳孔反応の喪失。脳幹の機能停止が脳死。SNSによる三人称の死の増大、遺伝子操作、再生医療の発達は、命の尊厳が失われていくリスクとなり得る。2022/11/23

井月 奎(いづき けい)

44
何をもって死というか、そのの曖昧さにおどろきを抱きました。しかし事実として死は訪れるのです。私はだからこそ死をもってして命の永遠性を高めたいと思っているのです。それは他者の心の中に生きる命、という意味です。宗教的、家族的、その他の関係でもなんでもかまいません。だれかのなしたことと、だれかのありようを心に刻み生きていくことが命の永遠性であり、そしていつか個人の名や存在は薄くなっていきますが、誰かの素養となり生きていくのです。だれかの素養となるのですから、自分の素養を活かしきっていくことが肝要だと思うのです。2020/11/07

Twakiz

25
Newtonは科学・化学その他興味深いテーマを(素人向けに)分かりやすくまとめてくれており好きです.有性生物は細胞に死がプログラムされています.それは個体および種族を守るためでもある.巻末の養老猛先生のインタビューが興味深い.死には一人称・二人称・三人称がある.一人称は自分で観察できず考えても仕方ない.二人称は親しい人の死.これはインパクトが大きい.現在は三人称の死ばかりで死が遠い.病院では「2.5人称の死」があるような気がする.2人称でとらえたらつらすぎ,3人称ではドライすぎる.死,深淵なテーマ.2019/10/08

マリリン

24
死の三兆候が揃った状態で生死を判断する事は漠然と知っていたが、死は瞬間的に訪れるものではなく時間の経過をみないと解らない。経過を見続けるのは辛い時間だ。細胞の老化はガン化を防ぐセーフティーネットという事は初めて知ったが、年齢が高くなるにつれガンの進行が遅くなるという話を聞いたことがあるので納得。臨終直前の人の突然の回復はその場面に立ち会った事があるので、科学では解明できない人間の生と死の問題は少なからずあるのだと思った。たまたま臓器移植に関する記事を読んだので本書の内容に興味を持った2020/02/25

テツ

21
理系学問は高校レベルの時点で吐き気がするくらいに苦手だけれど読み物としてはとても好き。ぼくたちの身体で何が起きて死というイベントが訪れるかということについて学ばせてくれる。種を進化させ保存させるためには個体は次々と新しい世代を生み出してさっさと死んでいくことが理にかなっていたからそうなっているのかな。そうだとしたら種としてもうこれ以上を望めない完璧な個体が誕生したとしたら、彼or彼女は生むことも死ぬことも必要としないんだろうか。今のところはみんな遺伝子の乗り物であり奴隷として励むしかないんだなあ。2020/02/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13721591
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。