目次
序章 なぜこの本を書くことになったか
第1章 「消費税」のしくみは、本来、難解ではない
第2章 なぜ、難解になったのか(その一)
第3章 なぜ、難解になったのか(その二)
第4章 「転嫁カルテル」はだれの利益になるか
第5章 「所得税減税と比べて得か損か」論議の盲点
第6章 物価、暮らし、経済にどう響くか
終章 消費者はなぜ無視されるのか
資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
2
中山文庫除籍本でもったいないな。今の時期だからこそ、消費者は読むべきものであろう。本著はバブル経済の絶頂期に発行されていることから、当時のバブルに浮かれていた日本人は本著の存在を知らなかったと思われる。評者は当時、高校3年であった。受験勉強に勤しんでいたことしか覚えていない。中曽根総理時代、彼は今も90代で生き延びているが、売上税とか言っていたことを思い出している。マル優廃止とかも言っていた。日本経済がダメになったのは、この時代の意思決定が相当程度、影響していると思える。後で5%にしたのは橋本内閣。2012/11/13