内容説明
幕末の外交家・川路聖謨。微賤の出ながら破格の出世をし、対露北方領土交渉をまとめあげ、自らの信念によって徳川幕府崩壊に殉ず。感銘ほとばしる“男”の生涯。
目次
1 人生の階段(微賤の家に生まれて;大久保忠真の知遇をうる;水野忠邦代わって首座へ;蛮社の獄)
2 遠国奉行遍歴時代(佐渡奉行へ栄進;天保改革の一翼をになう;阿部正弘の登場;水野忠邦の復帰;ここでも因習打破と貧民救済を)
3 中央官界の花形(ペリー艦隊来航;烈公・徳川斉昭;井伊直弼の開国論)
4 北方領土のゆくえ(プチャーチン艦隊来航;平行線のまま終わる;日米和親条約の調印;北方領土条約妥結)
5 徳川体制内の政争(安政の大地震;米駐日総領事ハリス来る;日米通商条約勅許をめぐる紛争;継嗣決定と反対派処罰;安政の大獄;桜田門外の変)
6 斜陽に命を賭けた男
-
- 和書
- 基礎微分積分学