The New Fifties<br> 日本神話がわかる 神々のくらし

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The New Fifties
日本神話がわかる 神々のくらし

  • 著者名:瓜生中【著】
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  • 特価 ¥632(本体¥575)
  • 講談社(2021/12発売)
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  • ISBN:9784065265215

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内容説明

神話に登場する神々はじつに人間的である。他者と言い争ったり、他者に嫉妬したり、喜びをあらわにしたり、悲しんだり。

『古事記』や『日本書紀』は天皇家の正当性を世間に知らしめるために作られたものだが、神話に出てくるスサノオやオオクニヌシ、ヤマトタケルなどは、われわれ普通の人間と変わらぬ情感を発揮している。

神々は失恋もすれば、他愛もない悪戯もし、失敗して罰を受けたりもする、とても親しみやすい存在である。

そして、これらの神々の行動や習慣、情感は、長い年月の間受け継がれ、現代の日本人の暮らしのなかに根付いている。

人間の本性は、技術がいくら発達してもほとんどかわっていないことを、われわれに教えてくれる。

こうした「神々のくらし」を知ることで、日本神話が、よりわかるようになるだろう。


【もくじ】
主な神々の系図

序章 神話を読むための基礎知識

第一章 現代に続く食文化
一つ釜の飯を食う――イザナキとイザナミのやり取り
家族そろって食事をする――食事の席に着かなかったヤマトタケルの兄
神饌にみる日本の食文化――刺身のツマなどを殊更に高く盛り付ける訳
神代から続く酒造り――ヤマタノオロチ退治のときに造った八塩折の酒
神事として続いてきた米作り――高天原にあった神聖な田んぼと機屋

第二章 神代から続く生活と教え
巨大な柱は「立柱式」のルーツ――イザナギとイザナミが立てた神聖な柱
神々の結婚と恋愛――妻争いと、奔放な性の告白
神にも適材適所がある――転職に失敗した海幸彦と山幸彦
神代の裁判――アマテラスとスサノオの誓約
神々の罪と罰――スサノオの刑罰
神も占いに頼った――政治に使われていた占い
蒲の穂(花粉)は傷に効く――因幡の白兎神話

第三章 神代から変わらない人情と人の心
今も変わらぬ夫婦愛――海の藻屑と消えたオトタチバナヒメ
見るなと言われれば見たくなる――神たちの覗き見
昔も今も変わらない嫉妬心――イワノヒメ、清姫の嫉妬
神代にも身内を庇った――アマテラスとスサノオ
神も子の親――オオクニヌシの意外な現代的父親像

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イリエ

15
ブログの書籍化? っていうくらい読みやすいです。へえ〜そうなのかあ…そうなのか? と思う部分もあったりして。2022/11/05

おさと

3
へー!へー!と思いながら読んだ。2022/01/20

tama-nyan

1
終わり方が唐突。今まで読んだ記紀の本と比べてその内容を否定的に書いてある感があって、そこが意外と解りやすい要因な気がした。

りうかん

0
日本神話の入門書?または裏話的なものをまとめた一冊。難しい内容ではないので軽ーく読めてしまいます。2022/07/16

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