内容説明
１９８０年代を迎えて、再び化学と化学工業が注目されているのは、２１世紀に向かって新素材、バイオテクノロジーなど、新たなシーズが幅広いニーズと結びつき、化学工業が一段と大きく発展する可能性が強まっているためである。本書は、こうした歴史的な転換期を迎えているわが国化学工業の動態を明らかにし、将来の発展方向を探るために、問題の整理と検討材料の提供を目的に執筆したものである。
目次
第１章 現代化学工業の概観
第２章 戦後４０年の発展と２１世紀への展望
第３章 化学業界の産業組織と主要企業
第４章 化学工業生産の特徴
第５章 化学工業製品の市場と流通
第６章 化学工業の構造変化と従業員構成
第７章 化学工業の研究開発
第８章 世界の化学工業と日本
第９章 主要企業のプロフィール（三菱化成；住友化学；昭和電工；三井東圧化学；第日本インキ化学；花王；宇部興産；三菱油化；積水化学；三井石油化学；ライオン；信越化学；協和醗酵；日立化成；三菱瓦斯化学；東洋曹達；日本合成ゴム；電気化学；鐘淵化学；徳山曹達；ダイセル化学）
