セレンゲティ・ルール―生命はいかに調節されるか

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011471
  • NDC分類 468
  • Cコード C0045

出版社内容情報

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分子から人間、ヌーの群れから生態系まで―
すべては調節されている
「さまざまな種類の分子や細胞の数を調節する分子レベルのルールが存在するのと同じように、一定の区域で生息可能な動植物の種類や個体数を調節するルールが存在する!」

生命はいかに機能するのか?―
人体はいかにして適切な数の細胞を生産しているのか。
アフリカのサバンナに生息するヌーやライオンの数はどのように決まるのか。
そして、病んだ生態系の回復は可能なのか。

複雑きわまりない生命現象に共通する論理を見出した進化発生生物学の第一人者が、蝕まれた生態系の危機に警鐘を鳴らす。

E.O.ウィルソン、ニール・シュービン、(「ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト。」著者)、シッダールタ・ムカジーら絶賛!!(「病の皇帝「がん」に挑む」著者)

著者:ショーン・B・キャロル(Sean B.Carroll)
1960年生まれ。ウィスコンシン大学マジソン校教授。進化発生生物学(エボデボ)の第一人者で、2012年にベンジャミン・フランクリン・メダルを受賞。邦訳された著書に「シマウマの縞、蝶の模様」(渡辺正隆、光文社、2007年)ほかがある。進化生物学を専門とするサイエンスライターで翻訳者の渡辺正隆氏は著書を、「エボデボ界のスーパースター」と評価している。

訳者:高橋洋(たかはし・ひろし)
翻訳家。訳書に、ドイジ「脳はいかに治癒をもたらすか」、レイン「暴力の解剖学」、ドゥアンヌ「意識と脳」(以上、紀伊國屋書店)、ダン「心臓の科学史」、エリオット「脳はすごい」(青土社)ほか多数。

内容説明

本書で著者は、生命の恒常性という概念を提唱したウォルター・キャノンや、“食物連鎖”の仕組みを示して生態学の礎を築いたチャールズ・エルトン、分子レベルの調節の原理を解き明かしたジャック・モノーほか、生物学・医学における数々の偉大な発見に至った過程を活写。生体内における分子レベルの“調節”と生態系レベルで動物の個体数が“調節”される様相とのあいだに見出した共通の法則と、蝕まれた生態系の回復に成功した実例を、卓越したストーリーテラーの才を発揮していきいきと綴っている。

目次

イントロダクション 奇跡と驚異
第1部 すべては調節されている(からだの知恵;自然の経済)
第2部 生命の論理(調節の一般的なルール;脂肪、フィードバック、そして奇跡の菌類;踏み込まれたままのアクセルと故障したブレーキ)
第3部 セレンゲティ・ルール(動物の階級社会;セレンゲティ・ロジック;別種のがん;六〇〇〇万匹のウォールアイの投入と一〇年後;再生)
あとがき 生きるために従うべきルール

著者等紹介

キャロル,ショーン・B.[キャロル,ショーンB.] [Carroll,Sean B.]
1960年オハイオ州トレド生まれ。ウィスコンシン大学マディソン校教授。進化発生生物学(エボデボ)の第一人者で、2012年にベンジャミン・フランクリン・メダル、2016年にルイス・トマス賞を受賞

高橋洋[タカハシヒロシ]
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

21
セレンゲティ国立公園に住む生き物たち。食い食われ殺し殺され自然に生きる生命は均衡を保っている。人体の内部で起きるガン細胞の増殖も自然界で起きるある一種類の生物の異常な増殖も仕組みは同じ。地球上の生命があたりまえに義務のように行う生命の調整の仕組みについて僕の足りない脳味噌でもなんとなく理解できるように書かれていて面白かったです。僕たちホモサピエンスについては明らかに均衡を破っているとしか思えないけれどいつか自然の力で何かしらの調整が加えられてしまうのかな。2017/09/01

Toshiyuki Maeda まちかど読書会

20
人類は地球資源の1.5個分を毎年消費しているらしい。地球温暖化、異常気象、熱帯雨林の砂漠化、地殻変動など、地球が悲鳴を上げているように思える。分子生物学の成果として疾病は何らかの原因で体内物質のバランスが崩れ、原因物質が異常に増えるため発症するらしい。人口は75億人。このままでは地球資源が枯渇してしまうのは明らか。しかしながら、セレンゲティ・ルールに従い、野生動物のように、人口を調節するわけにはいかないと思うし、どのようにしたら解が見いだせるのか?究極の難問が突き付けられているように思う。2018/09/09

12
☆☆☆☆☆ 進化発生生物学の第一人者である著者が、生命や生態系の調節の理論的・実践的側面を紹介するポピュラーサイエンス書。内容は、ホメオスタシス、食物連鎖、酵素生産の調節、コレステロールレベルの調節、調節の不備によるがんの発生、セレンゲティ及びゴンゴローザ国立公園における生態系の回復の試み等。適切な保護と生息環境さえ与えられれば、激減した生物の個体数の回復は可能ということ、「栄養カスケード」「二重否定論理」「密度依存調節」など初めて知ったが面白かった。また、図や写真や丁寧な解説のおかげで理解しやすかった。2018/08/29

りょうみや

10
ミクロな体内の分子・細胞の恒常性のための調整機能と、マクロな生態系の調整機能が、促成、抑制、二重否定、フィードバックなど同じ論理的な構造を持っていて、生態系の異常も体内の病気と同じメカニズムで説明できるとしている。言葉は使っていないが複雑系の内容とも言える。主旨はおもしろいが、研究者達の蛇足的なストーリーが多く、生物学的な専門用語もかなり多用され読みづらい。流し読み。2017/09/07

ぴーたろー

10
体内のホメオスタシスから、野性動物の数の調整等、幅広い分野の壮大な調整ルールと、その発見の過程を面白く読める。イエローストーンへの狼の再導入で草木類の現象を回復させたり、ウィスコンシンでの湖の藻の大繁殖を、捕食者の放流で調整させたり、大きい話に魅せられた。誰もが周囲からの調整を受けるのだな、と考えさせられる反面、長期的難題も解決できることが示されていた。メモ キーストーン種、捕食によるトップダウン調整、食物供給によるボトムアップ調整 150kg以上は捕食による調整を受けない 栄養カスケード 2017/08/18

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