出版社内容情報
「数学は自由である」――無限と格闘した孤高の天才カントルの心の叫びを聞け!
無限の上にさらにそれを上回る無限があるということを、だれがなんのために
構想したのか。
カントルの孤独な足跡は、当初、数学者のみならず、哲学者や宗教家からも批判
と非難の眼で見られた。
無限と向き合うことは、「数学とはなんぞや」という問いとの格闘でもあった。
20世紀に入ると、カントルが耕した数学の大地の上に、抽象数学の花園は一斉に開花する。
数学が抽象という道へ進む最初の、重要な一歩を、カントルは標す。
そのことを、カントルの人生に寄り添いながら、愛をこめて描く。
内容説明
無限の上にさらにそれを上回る無限があるということを、だれが何のために構想したのか。ゲオルグ・カントルの孤独な足跡は、当初、数学者のみならず、哲学者や宗教家からも批判と非難の眼で見られた。無限と向き合うことは、「数学とはなんぞや」という問いとの格闘でもあった。20世紀に入ると、カントルが耕した数学の大地の上に、抽象数学の花園は、一斉に開花する。数学が、抽象という道へ進む最初の、重要な第一歩を、カントルは標す。そのことを、カントルの人生に寄り添いながら、愛をこめて描く。
目次
1章 無限への出発
2章 可算集合と実数の集合
3章 集合演算と濃度
4章 無限のひろがり
5章 無限を並べる
6章 無限をとらえる視点―選択公理
7章 集合の深み
8章 カントルとその後
著者等紹介
志賀浩二[シガコウジ]
1930年に新潟市で生まれる。1955年東京大学大学院数物系修士課程を修了。東京工業大学理学部数学科の助手、助教授を経て、教授となる。その後、桐蔭横浜大学教授、桐蔭生涯学習センター長などを務めるなかで、「数学の啓蒙」に目覚め、精力的に数学書を執筆する。現在は大学を離れ執筆に専念。東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Retty
Shiki Magata-ma
ピリカ・ラザンギ
ホウジ
hazama