ラカンはこう読め!

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314010368
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

ついにジジェクが書いた!!
現代思想界の奇才による待望のラカン入門。

現代思想界の奇才、スラヴォイ・ジジェクによるラカン入門です。映画や文学、現代政治のエピソードから、誰もが出会う日常的な体験までを縦横無尽に論じながら、難解と呼ばれるジャック・ラカンの思想を軽やかに解きほぐしていきます。

【「訳者あとがき」より】
この『ラカンはこう読め!』は、これまでに出た最良のラカン入門書であると断言してもよかろう。(……)ラカンを解説する最良の方法は、今日の政治、社会現象、文化、芸術作品をラカン的に読むこと、つまり、ラカンの理論を実践することだ、というのが著者の基本的姿勢なのである。そのため、本書はふつうの入門書とはずいぶん趣を異にしている。知的興奮を誘う面白い読み物だといってもいい。入門書たるものかくあるべし、といったら褒めすぎだろうか。

【目次】

内容説明

ついにジジェクが書いた!!現代思想界の奇才による待望のラカン入門。

目次

1 空疎な身ぶりと遂行文―CIAの陰謀に立ち向かうラカン
2 相互受動的な主体―マニ車を回すラカン
3 “汝何を欲するか”から幻想へ―『アイズ・ワイド・シャット』を観るラカン
4 “現実界”をめぐる厄介な問題―『エイリアン』を観るラカン
5 自我理想と超自我―『カサブランカ』を観るラカン
6 「神は死んだが、死んだことを知らない」―ボボークと遊ぶラカン
7 政治のひねくれた主体―モハンマド・ボウイェリを読むラカン

著者等紹介

ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ][Zizek,Slavoj]
1949年、スロヴェニアのリュブリアナ生まれ。哲学者・精神分析学者。現代政治から大衆文化まで縦横無尽に論じる現代思想界の奇才。現在、ロンドン大学バークベック・コレッジ人文科学高等研究センターの国際ディレクター

鈴木晶[スズキショウ]
1952年、東京生まれ。現在、法政大学国際文化学部教授。専攻は、文学、精神分析学、舞踊学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aster

55
面白い。その通りラカンの読み方(英題)が分かる。『ポストモダンの共産主義』もそうだがジジェクは扱うテーマからよく脇道に逸れる。ただ本書は章分けを沢山してくれているので比較的読みやすい。しかも具体例が多い。ジジェクの具体例の効果的な使い方はジジェクの魅力を存分に表している。相対性理論のアナロジーを出してきた時は「おっと〜…?」と思ったが、基本的に本文の邪魔をしない例示がとても良い。三界や超自我のラカン的用語の説明だけでなく、タイトル外の意味として、純粋に文学作品、映画などの読み方も提供してくれる。2020/12/09

特盛

28
評価3.8/5。数年前、構造主義の考え方に触れ「ああ、俺の思う自分らしさは全くの借りものだったんだな。これじゃない!」と思い出してた時に出会い、興味を持ったラカン。だが難解過ぎて意味不明。でも気になるので、とラカンの入門書を3-4冊くらい読んだろうか。シジェクの語るラカンはプラクティカルで面白い。人間の欲望は他者の欲望であり、大文字の他者という、もやもやとした象徴的次元での存在の不問律が我々を強くしばり、幻想に包む。欲望の原因には触れられない。我々はその周りを回るのだ。千葉雅也のラカン論もまた再読したい。2025/03/12

踊る猫

23
ジジェク出しゃばり過ぎ。ラカンについて丁寧に語るというより、ジジェクがラカンの理論をどう使い倒して状況を分析しているかに比重が置かれている。だからラカンの入門書ではない。ジジェクの入門書として読むのが相応しいだろう。ジジェク節は好調で切れ味鋭くなんでもぶった斬って行くが、単にジョークが巧いだけの人、逆説的に物事を語って相手を煙に巻く人でしかないような気もしてしまう。だからジジェクの思想は面白いと言えば面白いのだけど、使い道が見当たらない(日本で言えば橋本治氏的な存在か?)。まあ、エンターテイメントではある2017/09/25

Don2

10
久しぶりの人生を変える読書だった。初見で意味がとれず、章ごとにノートを取りながら読む。私の世界は何はともあれ私を起点とする一人称視点から広がり、その視野は言語によって意味化されたり、されなかったりする。そこには他人や現実という不可知領域があり、私はその不可知に対する期待と失望、あるいはそれらからの(空疎な)眼差しを受けて倫理的な判断を下す。<大文字の他者>とか<対象a>など、聞いたことはあれど全く分かってなかった言葉を道具立てとして描かれる"客観"のない精神分析の世界が、新鮮かつ説得力を持って迫ってくる2024/11/10

篠田イツキ

10
入門書かくたるべしというものでは決してないけれども、昔の人の考えを現代のいろんな「現象」にあてはめて解説するのは、哲学の<やり方>としては正しいのかなぁと思ったりします。ジジェクという人を初めて読みましたが、大変おもしろくて、ジジェク入門として大変よろしいかと思います。そして、ラカンはこう読め、はもちろんですが、古典はこう読め、ということも教えられているような気がします。ちょっとした引用文を、色々な例えを駆使しながら解釈していくスタイルは、普遍的です。2019/03/16

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