出版社内容情報
ついにジジェクが書いた!!
現代思想界の奇才による待望のラカン入門。
現代思想界の奇才、スラヴォイ・ジジェクによるラカン入門です。映画や文学、現代政治のエピソードから、誰もが出会う日常的な体験までを縦横無尽に論じながら、難解と呼ばれるジャック・ラカンの思想を軽やかに解きほぐしていきます。
【「訳者あとがき」より】
この『ラカンはこう読め!』は、これまでに出た最良のラカン入門書であると断言してもよかろう。(……)ラカンを解説する最良の方法は、今日の政治、社会現象、文化、芸術作品をラカン的に読むこと、つまり、ラカンの理論を実践することだ、というのが著者の基本的姿勢なのである。そのため、本書はふつうの入門書とはずいぶん趣を異にしている。知的興奮を誘う面白い読み物だといってもいい。入門書たるものかくあるべし、といったら褒めすぎだろうか。
【目次】
内容説明
ついにジジェクが書いた!!現代思想界の奇才による待望のラカン入門。
目次
1 空疎な身ぶりと遂行文―CIAの陰謀に立ち向かうラカン
2 相互受動的な主体―マニ車を回すラカン
3 “汝何を欲するか”から幻想へ―『アイズ・ワイド・シャット』を観るラカン
4 “現実界”をめぐる厄介な問題―『エイリアン』を観るラカン
5 自我理想と超自我―『カサブランカ』を観るラカン
6 「神は死んだが、死んだことを知らない」―ボボークと遊ぶラカン
7 政治のひねくれた主体―モハンマド・ボウイェリを読むラカン
著者等紹介
ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ][Zizek,Slavoj]
1949年、スロヴェニアのリュブリアナ生まれ。哲学者・精神分析学者。現代政治から大衆文化まで縦横無尽に論じる現代思想界の奇才。現在、ロンドン大学バークベック・コレッジ人文科学高等研究センターの国際ディレクター
鈴木晶[スズキショウ]
1952年、東京生まれ。現在、法政大学国際文化学部教授。専攻は、文学、精神分析学、舞踊学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aster
踊る猫
篠田イツキ
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