出版社内容情報
薔薇色,青磁色,マリンブルー,雲色――さまざまなジャンルで活躍する48人が,一つの色を選んで書いたエッセイをまとめたアンソロジー。女優が舞台で切り裂く絹の紅色,作家が出会った桜色の思い出,演出家が舞台に咲かせる緋色の花々――が語りかけてくるものは? それぞれの「人」と「色」がくりひろげる,魅惑の世界。
内容説明
心に残る風景、その色―各界で活躍中の48人がつづる、「私の一色」あなたの大切な色は何色ですか?
目次
赤
青
黄
黒
白
紫
桃
緑
銀
金
灰
茶〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
knoriko
1
学者・作詞家・芸術家等々48者48色の話。もとは雑誌(?)のコラムらしい。以下面白かった色⇒芝木好子『紫』…二千個の貝紫から一グラムだけ採れる<帝王紫>。紫は女そのものの色!並河萬里『金』…どんなに広大な砂漠にも一か所しかない、砂漠のへそ。二千年周期で吹き上がる鉱物はカラフルなんだとか。久世光彦『鬱金』…悲しみを帯びて退廃的。かくれんぼした小部屋は鬱金色の阿片窟。早坂暁『雲色』…戦闘機乗りだった兄の友人曰く雲の中は”ひかり色”。すべての色を含んでいるから雲は白い!青山南『小麦色』とはキツネ色!翻訳の妙。2014/07/22
Kyo
0
色の本だけど、色は一色もなく、正解がない故に、より鮮やか。執筆陣が豪華。贅沢な本だ2009/09/25
Uni
0
砂漠のヘソに惹かれる。金はその時代の文化も表しているから、宝石とは違い見ていて飽きないという話が、良かった。色にまつわることばを、私も貯めていきたい。2021/02/08
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