出版社内容情報
「農は国の本なり」と主張した農本主義は,これまでファシズムの温床として論じられることが多かったが,著者はそうした一方的な解釈を批判し,天皇制の思想と,生活の根底にある日本的「自然」の系譜上に農本主義を位置づける。幕末の二宮尊徳から昭和の山崎延吉まで,様々な農本主義者に新しい光をあて,脈々と受け継がれてきた思想を再評価する。
感想・レビュー
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- 和書
- 破滅の王 双葉文庫
「農は国の本なり」と主張した農本主義は,これまでファシズムの温床として論じられることが多かったが,著者はそうした一方的な解釈を批判し,天皇制の思想と,生活の根底にある日本的「自然」の系譜上に農本主義を位置づける。幕末の二宮尊徳から昭和の山崎延吉まで,様々な農本主義者に新しい光をあて,脈々と受け継がれてきた思想を再評価する。