出版社内容情報
近代西欧文明が閉塞状況におちいり,近代的自我や個人主義的な考えが蔓延し,人間性が見失われている現代。この状況に対し著者は,デカルト,カントからブーバー,マルセルなどに到る古今の先哲に生きる道への指針と思索の素材を求め,ついに「人格主義の思想」にたどりついた。本書は,こうした著者の人間存在の根源を追求しつづけた,真摯な思索の結晶である。
近代西欧文明が閉塞状況におちいり,近代的自我や個人主義的な考えが蔓延し,人間性が見失われている現代。この状況に対し著者は,デカルト,カントからブーバー,マルセルなどに到る古今の先哲に生きる道への指針と思索の素材を求め,ついに「人格主義の思想」にたどりついた。本書は,こうした著者の人間存在の根源を追求しつづけた,真摯な思索の結晶である。