出版社内容情報
宇宙のあらゆる現象をただひとつの理論で説明したい――今世紀最高の偉大な科学者アインシュタインが果たせなかった「夢」のゴールが,ついに見えてきた。クォーク,ブラックホールから宇宙の統一理論まで,現代宇宙論と素粒子の成果を,このアインシュタインの「夢」の実現という視点で見事に描ききった壮大な物語。
内容説明
宇宙のあらゆる現象をただひとつの理論で説明すること―それは、今世紀最高の偉大な科学者アインシュタインが、晩年の30年をかけて探究し続けたテーマであり、そしてついに果たせなかった「夢」でした。本書は、アインシュタイン後の現代宇宙論と素粒子論の発展を、この「夢」の実現という視点で、全く数式を使わず、いきいきと描き切った物語です。アインシュタインの時代には知られていなかったブラックホールやホワイトホール、ビッグ・バンと初期宇宙、クォーク模型、ゲージ不変性、量子重力といった知見がもたらした成果を盛りこみながら、宇宙の統計理論をめぐる最近の興奮を伝えます。
目次
第1章 ゴール
第2章 曲った時空間
第3章 初期の統一場理論
第4章 星の死
第5章 ブラックホール
第6章 初期宇宙
第7章 宇宙論論争
第8章 宇宙の運命
第9章 粒子と場の世界
第10章 宇宙の大統一理論