内容説明
科学万能信仰から美学的な生による新しい価値創造へ―ただ生きていることがうつくしいと、急ぐことなく語りつづける。
目次
ドン・セルジオ老人のこと
生まれる―いのちの美学序説
生の哲学とシミュラークル
哲学のはじめ/哲学のぺてん
プラトニズムのからくり
ほんとう/よい/うつくしい
「父」と言語の二重性
『いつか晴れた日に』学ぶ
おぼろ月夜の美学
生活美学とベイトソン
うつくしい自伝
動物的ないのち
人のこころ、草木のこころ
「いのちの声」のいのち
落穂拾い
著者等紹介
原章二[ハラショウジ]
1946年、静岡県伊東市生まれ。早稲田大学政治経済学部を経て、文学部を卒業。1971~75年、フランス給費留学生としてパリ大学に学ぶ。ジャンケレヴィッチ教授の下で博士論文「ベルクソンと美学」を書き、パリ大学博士(哲学)。現在、早稲田大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。