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内容説明
慶長二十年五月、大坂。後続の真田幸村隊の到着を待つ後藤又兵衛基次は、若い近習に頼まれ、己の怒涛の生涯を語りはじめる…。黒田官兵衛のもとで武将の生きがいを知り、黒田家中有数の豪将に成長する。関ヶ原の戦いで「槍の又兵衛」と称される活躍で筑前大隅城主となるも、黒田家二代目・長政との確執から出奔し諸国を流浪。己の信念を貫いて生きた豪勇一徹な男の生涯を出雲阿国との交流を交えて描く長編小説。
著者等紹介
麻倉一矢[アサクラカズヤ]
1947(昭和22)年兵庫県生まれ。東京大学文学部英語英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kumako
10
武将としての強さと器量の大きさ、男気に惚れ惚れします。冒頭での黒田官兵衛に拾われるシーンは迫力があり、ラスト大阪夏の陣前の真田幸村とのやり取りはドキドキはらはらしました。中盤の阿国との関係や誰に仕官する・しないは少し中弛み感。長政側からの又兵衛への思いをもっと知りたく思いました。2019/12/28
どらんかー
1
己を頼りにし、縛られることなく生き抜いた生涯。また作中での阿国や武蔵との邂逅。後藤又兵衛が好きになりました。2016/12/21
BIN
1
黒田家の名将というか豪将にして、大阪の陣で散った後藤又兵衛を描いた作品。自由人の傾奇者のように描かれているので、どことなく花の慶次に似ていて、だいたい刺客とバトっているシーンが多い。出雲阿国とか宮本武蔵とかが登場していろいろ人物登場させてるなあと思っていたら、実際に宮本武蔵に関しては大阪の陣で敵方に居たらしいのでそれは興味深かった。2014/04/06
いつかはビーエム
1
あまりメジャーな武将ではないが好きな武将の一人です。自分を信じそして信じてくれる人を信じたかっこいい又兵衛にもっと光を。2013/12/10
イッケ
0
自分に対して一途な生き方。城持ち大名から乞食になろうとも己を失わない。赤柄の大槍と斬馬刀が彼のトレードマーク。福岡藩出て大阪の陣までに長政の放つ刺客と宮本武蔵、阿国、本阿弥光悦や名だたる大名から注目を集める人物。2013/06/23
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