内容説明
王権とは何か。倭王権の権力構造、ミコ・ヒメミコ論、「聖徳太子」不即位の理由、幼帝・三后制の意義、即位・葬送儀礼、婚姻の特質などを探る。女帝と王位継承の問題にもふれ、日本古代王権の構造と特質を究明する。
目次
１ 古代王権研究の現状（王権論の現在―日本古代を中心として；日本古代の王権・国家と社会―研究の回顧と今後の課題）
２ 古代王権の構造（倭王・王妻・太子―六・七世紀倭王権の権力構造；ミコとヒメミコの政治と経済；日本古代の王権と分業・技術に関する覚え書―六・七世紀を中心として）
３ 古代王権の特質―大王・大后と天皇・皇后（大王と女帝；日本古代の幼帝―古代王権と年齢階梯；日本古代の大后と皇后―三后論と関連させて ほか）
著者等紹介
荒木敏夫［アラキトシオ］
１９４６年東京都に生まれる。１９７５年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専修大学文学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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