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人物文庫
籠城

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784313752849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

戦国期の終焉にむけて、大きくうねりだした時代の中、西進する信長軍に抗った清水宗治『武士の宴』、吉川経家『首桶』、別所長治『武門の意地』の篭城戦三篇を収録。羽紫秀吉から水攻めや兵糧攻めの策略を受けるも毅然と立ちむかった彼らは、城内で闘志、憤怒、葛藤を繰り返し、遂には、城兵、領民を守るために切腹を決断していく…。壮絶な篭城戦の果てに武士の本懐を遂げた男たちの物語。

著者等紹介

野中信二[ノナカシンジ]
1952(昭和27)年、姫路市生まれ。岐阜大学医学部卒業後、京都大学医学部附属病院耳鼻咽喉科教室に入局。大阪北野病院に勤務し、その後姫路市にて耳鼻咽喉科を開業する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶちゃお

3
名誉とか誇りとか意地とか、そんなものに命を賭け死んでいく。けど決して愚かだとは思えない。むしろ気高く感じられる。敗者にも熱いドラマがあるなあ。2014/11/05

またべえ

3
中国地方を西進する秀吉に抵抗した別所長治、吉川経家、清水宗治の籠城戦記。 武士という身分が無くなった今日、でも心意気は大切にしたいですね。2013/09/07

ゆうへい

1
豊臣秀吉の中国征伐において、敗戦武将となった清水宗治、吉川経家、別所長治を取り上げています。まず気になったのが、取り上げている構成が時系列ではなく逆だった事です。この三人の共通するのは籠城戦で、ほとんど秀吉による得意策である兵糧攻めと水攻めで手や足も出ず、じわりと肉体的にも精神的にも追い詰められます。清水宗治と吉川経家は敵味方に賞賛された高潔な武将、別所長治は激動の時代についていけず家を損なってしまった平凡な武将であることがすごく伝わっていました。それぞれ壮絶な籠城戦の末、降伏して辞世の句を詠んで切腹して2021/01/31

igaiga

1
大変面白かったです。内容は、タイトル通り秀吉が中国地方遠征時の籠城戦を籠もる側から描いた三編からなる短編集です。それぞれラストは史実通り城が落ちて、城主が切腹するところで終わります。感想は、城主の切腹までいたる、気持ちが描かれていて少し感動しました。個人的に一番好きなのは、部門の意地で、他の短編にはない、戦闘時の描写そして、部下が戦っては切腹していく描写がなんか良かったです。2013/08/30

病院坂46 「首縊りの家 ☠」

0
2013/03/06

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