人物文庫
島津家久と島津豊久

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  • サイズ 文庫判/ページ数 374p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784313752818
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「戦う覚悟と勇断、さまざまな術策と兵の進退の巧みさ…。戦さをするにこれほど優れた男はいない」鍛えた将兵と巧みな戦法で勝利を重ねた島津軍団。義久、義弘、歳久、家久の「島津四兄弟」の中でも寡兵で大敵を倒す稀なる才腕の持ち主であった戦さの天才島津家久。父の遺志を継ぎ「関ヶ原合戦」の敵中突破などで名を上げた家久の嫡男・島津豊久の豪然たる生涯を描いた長編小説。

著者等紹介

山元泰生[ヤマモトタイセイ]
1941(昭和16)年生まれ。宮崎県延岡市出身。宮崎県立延岡高校、早稲田大学第一文学部に学ぶ。出版社に編集者として勤務ののちライターに転じ、広く新聞・雑誌で、国際問題、社会事件、歴史人物などの取材・執筆を重ねる。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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如水

30
『例の一族』の四男親子の話ですね🤩僕の知る限りでは長兄の下、軍団長として2代続けて軍功抜群な親子、と言うのは殆ど居なく、その中でも群を抜いている…正しく『鷹が鷹を産む』皆が羨む戦国武将かと😆この本の凄い所は親子の物語を一冊にギュッと圧縮した所。そして家久の死の新説が…僕は納得してしまいました😑島津四兄弟の話は結構出てますが、家久豊久系譜の話は余り無くて僕にとってはBest choice❗️な一冊でした👍それにしても…もっと活躍観たかった😭あ、後イケテナイ方の家久が結構マトモな描かれ方してます💧2020/06/11

雛子

13
佐土原に移り住んで2年。今でこそひっそりした町並みながら、あたりはよく整えられた城下町の面影が残る。歩いてすぐのところに佐土原城跡があり、ときおり散策ついでに足を運ぶ。今は資料館となっているそこで、何度か佐土原の歴史についてお話を伺った。どの方の口からも、家久と豊久父子の名を聞く。ここ佐土原で前島津と呼ばれる彼らの活躍が、こうした本になって。戦史に関心の薄かった私にも、理解しやすい一冊だった。ちらほら記述される彼らの内政に興味津々。いろいろ気になることも出てきたなぁ。2013/04/22

T4C@NAK

6
息子が昔夏休みの宿題に購入した本。島津家の似たような名前の武将が沢山登場するが、日本のはじっこで敵に囲まれていないことと、優秀な武将が沢山いる薩摩で信長の野望をプレイした人なら分かるはず。これでもかと出てくる釣り野臥が炸裂する。薩摩は強かった。でもそう少し義久の書きぶりに不満。2020/01/30

ゆうへい

4
島津家の事について知りたくて買いました。内容は、本当にこの親子二人が御家のために犠牲になったんだということが理解できました。

ティス@考える豚

4
島津家久と豊久の親子を辿る小説。島津家は戦国期終盤に当たり、豊臣秀吉と合い争い朝鮮出兵の先陣を切り関ヶ原の天下分け目を乗り越え、そして来たる江戸時代にて九州の大名となった。敗軍の立場から語る豊臣家との駆け引きは理不尽さに怒りが滾り、悲しいまでの無情が込み上げる。家を保つために躍起になる姿は心情として私には理解できないが、不覚にもかっこいいと思ってしまった。2015/07/11

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