- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ダッシュエックス文庫
出版社内容情報
ナッシェタニアがけしかけるゴルドフの恋人探し(?)、ハンスの殺し屋稼業、万天神殿でのモーラたちの日常、凶魔として生きるフレミーの乙女心、少年アドレットの夢……。六花の勇者たちの「勇者以前」を描く短編集!
内容説明
魔神復活を阻止し、世界を救うために選ばれた六花の勇者たち。高い戦闘力や特殊能力を有す者、聖者として修練を重ねていた者など、その優秀さはお墨付きなのだが、クセ者揃いの彼らが六花の勇者になる前の「日常」は平穏無事とはほど遠く…。ハンスの謎めいた殺し屋稼業、万天神殿でのモーラやチャモたちの日常、ナッシェタニアに裏で恋人を作るよう画策されるゴルドフの青春、凶魔として生きるフレミーの家族への想い、少年時代のアドレットの夢―など、彼らの本心や素顔には意外な一面があり…?そして、誰もが祈りを捧げる一輪の聖者とは一体!?伝説に挑み、謎と戦う「以前」を描く珠玉の短編集!
著者等紹介
山形石雄[ヤマガタイシオ]
1982年生まれ。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェシャ猫
60
六花の勇者たちの昔のお話。本編には名前しか出てこない聖者の姿。モーラの本編では隠された本音。チャモの隠された本心。アドとフレミーのお話は未来を考えると悲しすぎる。そして 猫さんは通常運転でした。ロロニア?誰?そして、ナッシュタニアはそこまで思い込んでるのかが謎ですね・・2017/02/23
まりも
59
六人の勇者たちが伝説と謎に挑むファンタジーの番外編。六花の勇者たちの過去の日常を描いた短編集。この作品でのんびりほのぼのさせられる日が来るとは夢にも思わなんだ。モーラが旦那の前で見せる意外すぎる姿やフレミーの女の子らしい一面、チャモの年相応な姿などなど本編では絶対に見る事の出来ない勇者たちの日常話はどれも面白かったです。こういう隠された素顔に迫る事が出来るのは短編集だからこそですね。謎の多い一輪の聖者についても語られていたりと、本編が更に楽しみになる内容でした。次巻を早く読みたいです。2016/03/26
よっち
52
優秀ながらクセ者揃いの六花の勇者が、選ばれる前の平穏無事とはほど遠い日常を描く短編集。ハンスの謎めいた殺し屋稼業、万天神殿でのモーラやチャモたちの日常、ナッシェタニアに裏で恋人を作るよう画策されるゴルドフの一途な想い、フレミーの家族への想い、少年時代のアドレットの夢など、なるほどなあと思える各キャラの掘り下げだけでなく、当時の彼らを取り巻く状況を知るという観点でわりと納得度の高いエピソードでしたけど、あのモーラの他の人には見せない意外な姿には、読んでいて思わず声が出てしまいました(苦笑)次巻本編にも期待。2016/03/26
まるぼろ
48
六花の勇者達がまだ勇者として選ばれる前のそれぞれの出来事を綴った短編集です。シリアス一辺倒な本編とは違って騒々しくも、また多少ながら物騒な日常であっても心に余裕がある分のんびりとした雰囲気が漂ういい巻でした。ハンスの話は皮肉な結末になってしまいましたが、ハンスの性質が良く理解できるお話だったな、と。モーラの話は、この頃が一番幸せだったんだろうなと思うと感慨深いものが…。チャモの話はモーラしか叱れる人が居ない事の寂しさが良く現れてたな、と。ゴルドフとナッシュタニアの話は、終わってみれば→2016/07/11
異世界西郷さん
43
7人の六花の勇者たちが集う“以前”を描いた短編集。久々の本作でしたが、本編のギスギスした感じとは一味違ってとても面白かったです。正直、モーラの「お兄ぃ」とか反則すぎではないでしょうか。可愛すぎです。アドレットの話も、周りの人たちの行く末を知っているとなんともやるせない感じがしてきます。一輪の聖者の、伝承されていることと実際の本人との乖離が甚だしいようですがこれが後々どのように生かされてくるのか気になるところです。こんなの読まされたら、続きが気になって仕方ありません。2016/04/02
-
- 和書
- 都市移住者の社会学的研究