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内容説明
戦国薩摩。鎌倉期より続く島津家に生まれた島津義弘は、初陣・岩剣城の戦いを皮切りに、兄・義久、弟・歳久、家久と共に、伊東氏、大友氏、龍造寺氏と激闘し九州を席巻する。関ヶ原の戦いでは、「ちぇすとー、行け」の大号令のもと、「島津の退口」と賞される敵中突破を勇猛果敢にやり遂げ武人の矜持を示すなど、ただひたすらに「薩摩魂」を体現した戦国最強の闘将の生涯を描いた傑作長編小説。
著者等紹介
徳永真一郎[トクナガシンイチロウ]
1914(大正3)年~2001(平成13)年。香川県出身。1964年、吉川英治賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
26
シマンズと朝鮮から恐れられ、関ヶ原では義理により家康に反旗を翻し負け戦であろうと進撃する島津家の中でもっとも人情に篤く戦闘センスに優れた男、島津義弘の一生を描いた歴史小説。作者の筆のクセか物語が佳境にはいると状況説明が箇条書きのように描写され、少し眉をひそめてしまいました。最近では(衛府の七人)や(ドリフターズ)といったメディアで、島津チェスト精神が漫画化されているので、老齢のかたからお若い読者まで幅広い購読層向けの小説といえるかもしれません。面白かったです。2019/08/25
ゆうへい
2
島津義弘の戦いの功績や生きざまが、分かりやすくて良いと思いました。読んでいて、島津家がとても安定しているのが理解できます。そして、これを読んで島津義弘がお気に入りの武将になりました。
BIN
2
島津義弘をざっくり知る分にはいいものかと。前半部はあまり知らないところだったので結構よかったのだが、関ヶ原あたりから「島津奔る」に比べると非常に物足りなくなる。2010/12/29
いちまる
1
読点が一文に沢山あって読みにくいところはありましたが、当時の時刻、計り、距離などの単位に注釈が入っていたり、会話文が多い所は読み易くていいと思います。欲を言えば、薩摩の地図を載せていただけたらもっと分かりやすくなるかと思います。2012/09/26