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内容説明
信長や秀吉よりいち早く天下を掌握した男がいた!管領細川家の臣下三好長慶は、父の遺恨をはらすべく、武略で細川晴元へ対抗し、参謀松永久秀の知略を得て畿内を席巻し、将軍以上の実力者にのし上がっていく。だが、その久秀の底知れぬ野望にはいまだ気づいていなかった…。己の実力で下剋上を体現し、一時代を鮮やかに彩った天下人の盛衰を描いた傑作長編小説。
著者等紹介
徳永真一郎[トクナガシンイチロウ]
1914(大正3)年~2001(平成13)年。香川県出身。1964年、吉川英治賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
2
天下を牛耳かけた三好長慶を描いた作品。序盤は目標に向かって邁進する長慶に心酔する松永久秀だけど、目標達成してからは長慶が腑抜けになり久秀の野望を開花させるという予想通りの展開。やはり基本的には弾正無双となってしまったか。優秀すぎる佞臣を扱うのは難しい。2013/05/22
よっ!
1
書き方がつまらない。歴史のうわべだけをなぞって、全然、入り込めない。畿内だけとはいえ、すごい版図を広げたのだから、焦点の当て方によってはいくらでも書きようがあるのに。なぜ将軍家や細川家と付いたり離れたりしたのか、ゴタゴタ感が全然伝わってこない。一方でちょっと描写を細かくすると、信長と長慶が会って信長が家臣になると言ったとか、あり得ない。やはりこの作者はダメだ。★☆☆☆☆2020/04/03
いきもの
1
三好長慶が主人公の本ではあるものの腹心である松永久秀の方が活躍が大きい。大きな野望を持たぬ人のように描かれていて、主人公としての魅力は今一つだったのかもしれない。2015/05/07
oguogu
0
予想通りではあったが、松永久秀の策謀にまんまと乗せられて自滅する長慶が気の毒ではあった。 巻末にも書かれているが、天下を取る器ではなかったという典型的な戦国武将だったと感じる。 反面、兄弟が力を合わせて力を発揮すれば、毛利家のような力を持つ一族となり、織田氏と全面対決する事になったであろう。 誰かIF書いてくれないかなw2012/02/06
代理
0
久秀こええ。おもしろかった2011/12/25
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