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内容説明
「乱世に於いて正しいこととは、強いということじゃ」数多の勢力が割拠する東備前。父祖の仇敵島村一族への復讐と宇喜多家の再興を誓う一人の少年がいた…。わずかの油断が破滅を招く苛烈な戦国の掟の中で凄まじい執念と研ぎ澄ました権謀術数で伸し上がった男の生き様を丹念に描いた傑作長編小説。
著者等紹介
高橋直樹[タカハシナオキ]
1960(昭和35)年東京都生まれ。1992年『尼子悲話』で第七十二回オール讀物新人賞を、1996年『鎌倉擾乱』で第五回中山義秀文学賞を受賞。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★miya★
7
梟雄の執念を描いた作品。時代的には祖父宇喜多能家の生前から、三村元親との明善寺合戦の後ぐらいまででした。(その先も読みたかった)宇喜多三老を信頼する冷たい理由や舅中山殺しシーンでの情と執念の葛藤が印象的。冷たくて悲惨で強い。この本を読むまでは藤原達也が演じそうな人というイメージでしたが、山田孝之が演じそうな人というイメージに変わった。どーでもいいけど表紙気味が悪いですねw2014/04/28
かかし
4
生きるためには悪にもなろう2008/09/17
明智紫苑
3
合戦に勝ったところで終わり、直家の最後まで描いていないのは物足りないのね。『宇喜多の捨て嫁』の方がオススメ。2016/12/23
リッチー。
2
戦国時代きっての謀将の半生を描いた歴史小説。さぞドロドロしてるんだろうと思いきや、ごくごく真っ当な大名として描かれていた。相変わらずの引き込む力が強くサクッと読み終わったけど、ラストが唐突な感あり。中国地方の土地勘がない人向けに地図を入れて欲しかった。2016/10/20
綱成
2
生き残るために生きる。その一言だと思います。英雄らしさや清廉さというのは無いかもしれませんが、執念という点で、宇喜多直家が好きになりました。2014/01/13
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