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内容説明
おのれの信ずるまま、自由に生きて、出世も望まず、権力を持とうとも思わなかった武将がいた!群雄割拠の戦国の世に前田利家の甥として生まれながら、特定の主君に仕えることを嫌い、生涯をかけて自分だけの生き方と哲学を求め続けた硬骨漢・前田慶次郎。その風流にして波瀾の生涯を描き出す傑作長編小説。
著者等紹介
村上元三[ムラカミゲンゾウ]
1910(明治43)年、生まれ。東京都出身。1941年、『上総風土記』により第一二回直木賞受賞。1965年、NHK放送文化賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はちくま
3
とらえどころのない男。放浪癖あるし、B型じゃないか?伊達正宗とは話が合いそう。戦国武将だったらやっぱり上杉謙信が好きだなあ。というところで、慶次郎さんに同感。隆慶一郎さんのも読まねば。2014/09/19
日本たらこ産業
3
群雄割拠の戦国時代に生まれ、特定の主人に仕えることなく、出世や権力も望まずに自分の信念を貫く前田慶次郎。その風流な生き方に焦点が当てられていて、前田慶次郎の新たな一面を見たような気がします。2013/07/04
伊知
3
傾奇者、としてよりは史実を淡々と書かれてたあっさりとした小説となっています。お転婆なところは相変わらずですがどこか静かで武士の誇りをきちんと持った男。時代はどんどん流れ、慶次郎はその中をただ進んでいく……。最後は爽快でした。信長に「うらやましい」と言われ、あえて傾奇者としてではなく風流人として描く……水の流れのような小説だったと思います。2012/06/25
こたろう
2
気ままな人生が、羨ましく思う。2014/07/15
JINKO@灯れ松明の火
2
隆版に逆上ること10年前に書かれた様だ。…ちっとも傾いてないやんっ!2009/01/14