人物文庫 加藤清正〈２〉手がら者の巻

村上 元三【著】

学陽書房（2000/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 292p／高さ 16cm
• 商品コード 9784313751026
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

信長の天下統一へ向けての戦いが熾烈さを加えてゆくなかで、主君羽柴秀吉に従い鳥取城攻撃など中国戦線へ従軍。やがて“本能寺の変”から“山崎の合戦”へ。若き日の虎之助清正の勇猛果敢さと、緻密で合理的な性格がしだいに頭角を表わし、つぎつぎに手柄を立てて行く…。部下、同僚、主君との交流のなかに名将の片鱗が爽やかに描き出される傑作長篇。

感想・レビュー

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[隠者]

戦場で武勲を上げたかと思えば好きな人が病気で死に信長が死んで混迷の世の中になったら知り合いも死ぬという何とも哀愁漂う回。戦国の世だからと割り切らなければならないけどそこは人間、どうにもならず。武士ということで周囲からの期待でという部分も多分にありそうだけど明確に城主になる、こういう風にしたいとイメージを持てるのは立派。人間やっぱり夢や目標は必要か。

2023/06/06