人物文庫<br> 高杉晋作

人物文庫
高杉晋作

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784313750142
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

歴史の転換期に、師吉田松陰の思想を体現すべく、維新の風雲を流星のように駆け抜けた高杉晋作の光芒の生涯を、萩、山口、下関、博多など綿密な現地取材を重ねて鮮やかに描き切った、直木賞作家三好徹の傑作小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

69
「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」と言われた高杉晋作の短くも彗星のように生きた姿を描いています。奇兵隊を率いたその姿には暴れ牛のような気性も見られますが、風流な才を持ち、細やかな心遣いをするという一面が愛情の深さを持つ人だと思わされます。革命家で、常に時代の先を見ていながら、己を貫くのが魅力的でした。自分の道を曲げずに歩む生き様はまさに粋です。労咳で命を落とさなければ幕末維新に影響を与えたに違いありません。高杉は倒幕の足がかりを作りつつも志半ばの死を遂げた。でもその生涯は長州の英雄そのものでした。2015/04/14

優希

63
「動けば雷電の如く、発すれば風雲の如し」と称された高杉晋作の彗星のような生涯が描かれていました。歴史の転機に師である吉田松陰の思想を体現するべく維新を駆け抜ける高杉さん。その姿はまるで流星のようでした。暴れ牛のように奇兵隊を率いる反面、風流な才を持ち、細やかな心遣いが愛情の深さを示していると思います。革命家で常に時代の先を見て己を貫く姿勢が魅力的でした。自分の道を曲げずに生きた姿に、労咳で命を落とさなければ、維新に影響を与えたことでしょう。間違いなく長州の英雄と言えますね。2020/08/09

糜竺(びじく)

40
最近、私が気になっている直木賞作家の三好徹氏が書いた、幕末の長州藩の高杉晋作が主人公の歴史小説です。サクサクと読めました。日本の歴史的な変革期に現れて、激しい光を放ってそして消えていった29年間の短い生涯を描き出していました。高杉晋作という男がいなければ、明治時代への移行のあり方も変わっていたと思います。全くの私の好みの話ですが、正直、長州藩は過激なのであまり好きではなかったのですが、それでも長州藩の内部でどんな動きがあったのかなどを知る上でも、読みがいのある作品でした。興味深い生き様でした。2018/05/31

mapion

37
幕末に活躍した高杉晋作のファンは多い。破天荒な生きざまが魅力だったのかなくらいにしか思っておらず、それは高杉晋作の生涯を知らなかったから。この本で彼の生涯を知り、英雄と呼ばれる理由がやっと分かった。導入部は晋作を超える破天荒さを持つ吉田松陰から。以降は長州藩の志士を中心にオールスターキャスト。伊藤博文の女好き、久坂玄瑞の悲劇、逃げまくる桂小五郎、嫌われる山縣有朋などのエピソードも読めます。さすが人物文庫と銘打ったシリーズの1冊。やはり作家さんが上手いのでしょう、読ませてくれます。2025/04/03

Haru

22
彼を知る前はなんとなくエキセントリックな人だと思っていたのですが、この本を読んでみると、かなり細やかな人だったよう。藩主親子に深い愛情を持ち、父の気持ちを損なうことを恐れ、妻や妾の心情を慮る。それとは対照的に、大胆不敵な行動と胆力、天才的で先見の明のある思考、間違いなく歴史を作った人物でもある。しかし辞世の句「おもしろきこともなき世をおもしろく」からすると、それらの行動は竜馬のような強烈な思想によってではなく、敬愛する吉田松陰の仇打ちだったり詩作の才能に見られるような、情から生まれたものだったのだろうか。2012/12/22

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