教師のブラック残業―「定額働かせ放題」を強いる給特法とは?!

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教師のブラック残業―「定額働かせ放題」を強いる給特法とは?!

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784313653603
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0037

出版社内容情報

「プライベートがない」「過労死するかも」と悩む教師のために! 必読の1冊!「このままでは過労死するかも」
「プライベートがまったくない!」と悩む教師の方、必見! 

あなたが長時間労働になっているのは、あなたのせいではありません。

教員は、「給特法」という法律のもとで、どれだけ働いても勤務時間を把握されず、
「自主的に」残業しているとされて、いくらでも仕事が増やされてきたから、
民間企業や一般公務員ならありえないほどの職務を担わされて、帰れなくなっているのです。

「給特法」のせいで、教師は民間企業や一般公務員と違って、
月8時間程度の残業代だけで、いくらでも残業させてよい状態にされています。

教師の多くが過労死ラインの月80時間以上の残業をさせられている状態になったのは、
この「給特法」という法律のためです。

いま、この状態の中で、どうしたら自分の身を守ることができるのか?
教師の長時間労働問題をわかりやすく伝え、具体的な身の守り方を伝える1冊です!

第1章 職員室のリアル ?エビデンスが示す教員の働き方 内田良
第2章 歯止めなき長時間労働 ?給特法のこれまでとこれから 内田良
第3章 教師が倒れたときいったいどうなるのか? 工藤祥子
第4章 識者インタビュー 労働問題から見た教員の働き方 聞き手 内田良
     教員の長時間労働は”社会悪” 弁護士・嶋?量氏へのインタビュー
     教育が壊れるか、教師が壊れるか 弁護士・松丸正氏へのインタビュー
第5章 現職教員が動き出した! 斉藤ひでみ

内田 良[ウチダリョウ]
編集

斉藤ひでみ[サイトウヒデミ]
編集

内容説明

教師のブラック残業を生み出しているのは「給特法」だ!教師がどれほど残業しても、労働時間の把握すらなく「定額働かせ放題」なのはなぜなのか?弁護士も「労働法の中ではかなり異常な法律」と言う「給特法」とは何か?長時間労働の、本当の原因を浮き彫りにする!

目次

第1章 職員室のリアル―エビデンスが示す教員の働き方(長時間労働と不払い労働 2つのブラック;約半数が「過労死ライン」を超える ほか)
第2章 歯止めなき長時間労働―給特法のこれまでとこれから(「不払い」の長時間労働;ブラックな労働の背景に「給特法」 ほか)
第3章 教師が倒れたときいったいどうなるのか?(夫が過労で他界するまで;公務災害申請に立ちはだかる壁 ほか)
第4章 識者インタビュー 労働問題から見た教員の働き方(聞き手・内田良)(世を動かす労働問題の専門家;Interview 教員の長時間労働は“社会悪” 弁護士・嶋崎量氏へのインタビュー ほか)
第5章 現職教員が動き出した!(現職教員の記者会見での訴え;幸せな教員生活 ほか)

著者等紹介

内田良[ウチダリョウ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育社会学。消費者庁消費者安全調査委員会専門委員。組み体操事故、柔道事故、2分の1成人式など、子どもの側の被害・損害にくわえて、部活動指導の負担や教員の長時間労働など、教員の側の被害・損害をも含めた「学校リスク」について、広く情報を発信し、世論の火付け役としても貢献している。ヤフーオーサーアワード2015受賞。ウェブサイト「学校リスク研究所」を主宰し、また最新記事をYahoo!ニュース「リスク・リポート」にて発信している

斉藤ひでみ[サイトウヒデミ]
公立高校教員。教員に採用されて以降、生徒への入部強制や教員への顧問強制といった、部活動の在り方に疑問を抱くようになる。2016年8月より、ツイッターを通じて、教育現場の問題を訴え始める。2017年4月、メンバーとともに部活改革ネットワークを設立。改革を目指す教員たちを「つなげる」活動を行なった。同年9月、現職審議会を設立。教員の働き方改革を進めるため、2度の記者会見を開き、国への提言を行なった。2018年2月、給特法の改正を求めるネット署名を開始。教育現場の抜本改革を訴え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Twakiz

27
当たり前と思っていた放課後や休日の部活動も先生方の献身的自己犠牲のもとに成り立っていたのですね.教職の先生方の「とんでもない」状況を理解しました.医療現場と教育現場は少し似たところがあり「患者のため」「子供たちのため」と自己犠牲をいとわないことが当たり前・・に思われてはやうん十年.どちらの業界もかなり遅れて「働き方改革」がようやく?まだまだ現状は世間に知られていませんね.2019/08/16

ステビア

20
給特法即時改正を!2022/02/24

あゆみらい

17
お恥ずかしながら、公立の教員に残業代がないことを知りませんでした。残業0でも100時間でも同給料…。しかし残業80時間/月でも超えが5割。休憩時間は10分…。先生!よく頑張れますね😭2022/08/28

futabakouji2

15
教師のやりがいを利用して、ただ働きさせているとんでもない事情を知ってしまった。働いた時間は給料としてもらえるものという前提が崩壊している。こんな仕事に就きたい人はいないよな。教師の数が足りないのにどうやってこの先教育をよくするのやら?疲れ切った先生に多感な年頃である生徒を任せるのも大変である。先生もストレスでいじめをするよなと思ってしまった。2019/11/03

こも 零細企業営業

13
働き方改革よりも酷い。まさに働かせ放題。2019/08/03

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