内容説明
なぜか好かれる教師は何をしている?クラスをうまくまとめるためのルールとは?激務の中で生き残るための仕事のこなし方、自分のココロザシを実現する方法まで、誰も教えてくれなかった教師の仕事のルールがわかる本。
目次
第1章 クラスがみるみるまとまる授業のルール
第2章 短時間で成果が上がる仕事のルール
第3章 人間関係がうまくいく職員室のルール
第4章 若いうちに知っておきたい出世のルール
第5章 良い関係をつくれる保護者対応のルール
第6章 子どもに信頼される学級運営のルール
第7章 「1人も見捨てない」という大事なルール
著者等紹介
西川純[ニシカワジュン]
1959年東京生まれ。筑波大学教育研究科修了(教育学修士)。都立高校教諭を経て、上越教育大学にて研究の道に進み、2002年より上越教育大学教職大学院教授、博士(学校教育学)。臨床教科教育学会会長。全国に『学び合い』を広めるため、講演、執筆活動に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
江口 浩平@教育委員会
8
【教師力】上越教育大学教職大学院教授である西川純先生が、教師としての心構えを説いた一冊。これまでは教師である私と子どもたちがいかに繋がるかを意識して実践をしてきたが、次の文章と出逢い、考えが180度ひっくり返った。「あなたは卒業後についていくことはできません。しかし、あなたのクラスの子どもたちはついて行けるでしょう。」だからこそ、一人も見捨てない集団を作ることが、教師が与えられる子どもたちへの最大のプレゼントであるという考えを大切にしていきたい。2016/01/23
motoryou
3
「教師が与えられる子どもたちへの最大のプレゼントは、正確に計算できる能力ではありません、大化の改新の年号を言えることでもありません。一人も見捨てない集団をすべての子に与えることが最大のプレゼントです。」学習大切にしながら、そのためにどうするかを、最大限考える。私が『学び合い』にひかれるのはこの考えに共感するからだなあ。2013/12/20
ぴーたん
3
職員室の雑談の中で養われるような心がけをコンパクトにまとめている本。計画的に仕事が出来ているとしたら無能だと周囲から思われている証拠。オトナの計画的とはやらねばならない仕事をすぐに終わらせること。確かに、自分の予想とは別にドカドカ仕事が落ちてくるなぁ。自分の悩んでいることは歴史のなかで初めて悩むことでもなく終わりに悩むことでもない。周囲に相談することが大事。テレビドラマ的な教師はダメ、個人を救うのではなく集団を救うこと。教師は生徒の全人格に責任を負うのではなく勤務時間に責任を追うことなど。繰り返し読もう。2013/05/05
ちゃんかん
1
相談後は誰か指名ではなく、教師が正解を言う。 テストから授業を考えよう 合わない子がいてもOK 誰かになろうとしない。自分を磨く 異質であれ 子どもを教師に繋げるのではなく、子ども同士を繋げることに徹するべきなのです2021/03/27
しらい
1
11月の読書数を稼ぐために、という下心も持ちつつ、再読。「誠実」かつ「したたか」であることを、どう具現化していくか、ヒントをくれる。2015/11/29
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- 和書
- 唱導文学研究 〈第9集〉