内容説明
サッカー指導35年の顧問教師が「部活と勉強は両立できる」という立場で「部活と強勉が両立しないで困っている」という父母の皆さんや中学生諸君へアドバイスする。教え子の証言、日本サッカーリーグ三菱重工サッカー部選手の体験など多くの事例を収録。民主的な部活動づくりに積極的に取り組んで来た教師が、いま、部活動はどうなっているのか、その問題点をまとめ、実践例をあげて、よりよい部活動のあり方を提示する。
目次
第1部 部活と勉強は両立できる(部活で得られるもの;両立させた若者たちの証言;両立の条件を考える;両立させる集中的勉強法;部活と進路・人生)
第2部 部活問題を考える(部活問題を考える;部活は変革できる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもろうる
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20年以上前と古い著書で、部活と勉強を両立させることとはと説いている。部活至上主義とはいうものの、上手く両立させるためのメソッドが本気で詳しく書かれていた。しかし、それは今の時代ではそぐわない。多様性、能動性が求められる今の時代にこの考え方はどうか、そしてこれができれば確かに両立はできるが、実際はそう簡単ではない理想論に過ぎないのではないのかという批判もあっておかしくはなかった。しかし、それでも大事なものは何かを守りつつ取り組む姿勢や考え方には大いに賛同できるし、参考にもなった。2016/05/11