内容説明
こんな法律トラブルが起こったら！？従業員が労働審判の申立て、仕入先の破産危機、クレーマーからの執拗な電話、個人情報の漏洩、株主からの会計帳簿の閲覧等請求、業法違反の発覚…。中小企業がよく遭遇する２７の法律問題について、「具体的に何をすべきか」「対応を誤るとどんなリスクがあるのか」「この後、どのような流れになるのか」をわかかりやすく解説！
目次
第１章 従業員・役員に関するトラブル―人情も大事だが、法的に正しい対応を取る（解任したい取締役がいる―解任された取締役からの損害賠償請求に注意；従業員が着服していた―懲らしめるより、被害回復 ほか）
第２章 取引先に関するトラブル―一つの取引先への対応の失敗が命取りに（取引先から債権を回収したい―貸し倒れを防ぐためのポイント；仕入先の破産危機―二重払いを避けるために ほか）
第３章 情報管理に関するトラブル―漏洩への対策が後手に回りやすいから気をつけたい（他社が営業秘密を利用―「営業秘密」の範囲は意外と狭い；個人情報の漏洩―他人事ではなく、いつかは自社にも起きる ほか）
第４章 株主に関するトラブル―会社と株主との関係が密だからこそ発生しやすい（株式が好ましくない者へ譲渡される―厳しい期間制限に注意；敵対的な株主を排除したい―どうしても上手くやれない株主がいたら ほか）
第５章 その他のトラブル―不動産、行政対応など、中小企業を襲う問題（賃貸人からの立退要求―真面目に賃料を払っていれば大丈夫？；近隣住民からの騒音クレーム―損害賠償問題に発展することも ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん510
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161ページとコンパクトだが、労務や取引等であるあるなトラブルに関する対応の要点がまとめられている。弁護士をターゲットにした書籍ではないため、細かい論点に触れているものではないが、個人的には「おお、顧問先等にこうやって説明するとわかりやすいな」等、色々気づきがあった。業法に関する規制についての行政への問い合わせのところとか、あまり類書でも書かれていない内容も触れられていて◯2021/06/12
